null

第50回東海ゴールドカップ（笠松）

12月31日（金）に笠松競馬場にて、第50回東海ゴールドカップ（3歳以上・1900メートル・15時55分発走予定）が行われます。今年も無事に実施できることになった大晦日の大一番は、20年より1着賞金が倍以上になりました。かつては8歳以上のベテラン勢が活躍する傾向がありましたが、今年は若い世代が多数。レース当日に雪が降る可能性がありそうですから、馬場状態を確認して臨むほうがいいでしょう。

 ------------------------------
 　　 過去の傾向
 ------------------------------
過去5年の結果をみていく。1番人気は1勝、2、3着各2回。3走前までにダートグレード以外の重賞で5から8着があった馬が1頭だけ連対しているのが面白い。過去5年の3着内馬で、1から3番枠だった馬は1番人気しか馬券に絡んでいない（1勝、3着1回）。連対馬はすべて、3走前までに1800メートル以上で出走歴があった。

 ------------------------------
 　　 出走馬短評
 ------------------------------
キーグラウンド　JRAのダート中距離で4勝を挙げ、2018年の名古屋大賞典JpnIIIで3着。昨秋の名古屋移籍後は7勝を挙げたが、長距離での成績はいまひとつだ。

ミラクルシップ　JRA未勝利から名古屋に移ってクラスを上げ、この秋はオータムカップで3着に入り、その後は3連勝。その勢いなら、ここに入っても侮れない。

タイセイグリード　JRA未勝利から笠松に移って4連勝して、南関東で8勝をマーク。しかし最近の成績はいまひとつで、再転入初戦という面も含めて強調しにくい。

ナムラゴロー　JRA未勝利から高知に移って5勝を挙げ、3歳限定重賞でも3着2回。今回は移籍初戦で距離適性もありそうだが、相手関係からは劣勢だ。

ウインハピネス　JRA時に地方条件交流戦で2勝を挙げ、その後は2019年の笠松グランプリで3着。その後も大井で5連勝した力量ならば、ここでも勝負になりそうだ。

シャイニングデイズ　JRAの芝とダートで1勝ずつを挙げたが、笠松移籍後は3戦とも勝ち馬から2秒以上の差。状態面に不安があるのかもしれない。

トミケンシャイリ　JRAでは2戦とも大敗したが、休養からの移籍後は駿蹄賞、東海ダービーを含む6連勝。最近2戦はいまひとつだが、逃げの手に出れば面白い。

メイプルブラザー　JRAのダート中長距離で5勝を挙げ、今年は兵庫で上々の成績。しかし休養明けの前走が大敗で、今回が移籍初戦では強調しにくい。

ベニスビーチ　2歳時に北海道の一般戦を勝ち、笠松の準重賞を2勝して、今年は金沢で3歳重賞を2勝。この距離にも対応できそうだが、今回の相手は強力だ。

そのほか、グットクルサマー、エネスク、コーカスが出走する。

 ------------------------------
  　レースの狙い
 ------------------------------
ミラクルシップは3連勝中の勢いが魅力で、笠松で3着内率100％の実績も含めて中心に期待。トミケンシャイリは今回の顔ぶれなら先手主張が可能とみて、粘り込みに期待する。再転入後の2戦で好走しているウインハピネスにもチャンスがありそうで、この三つ巴が本線だ。ベニスビーチは古馬相手の重賞でどうかだが、吉原寛人騎手騎乗を含めて連下にマーク。キーグラウンドは距離延長が微妙だが、道中の流れが緩むようなら善戦も。

 

東海ゴールドカップ（ＳＰ１）３歳以上・オープンの出走表はこちら

齊藤修の予想にのる

※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。