重賞レース直前情報
■2021年12月31日
第52回高知県知事賞(高知)

12月31日(金)に高知競馬場にて、第52回高知県知事賞(3歳以上・2400メートル・17時25分発走予定)が行われます。大晦日の古馬頂上決戦は年に1度の2400メートルで、リピーターの活躍も多いレース。しかし今年の12頭中、過去に同舞台へ出走経験があるのは2連覇中のスペルマロンのみとなっています。とはいえ3歳ハルノインパクト以外は2000メートル以上への出走歴があり、ここでステイヤーの素質を開花させる馬が出てくる可能性もあるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。2着には5、6番人気、3着には7、9番人気が1頭ずつ入っているが、それ以外の3着以内は4番人気以内となっている。近4年では同年の黒潮マイルチャンピオンシップで3着以内だった馬が1から2頭連対。同じく近4年のうち、5走以内にJRAから転入してきた馬の出走があった3年では、その条件に当てはまる馬が1頭は馬券に絡んでいる。なお前走を勝利していた馬が3着以内に1から2頭入っているデータもある。

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    出走馬短評
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モーニングサン JRAのダート中距離で2勝から7月に転入し、C1級やB級で計3勝を挙げたが、A級昇級後は2着まで。ただ2走前にはスペルマロンから2馬身差の2着という実績がある。

グリードパルフェ 高知A級-1組では未勝利だが。1800メートルの準重賞2着、今年の珊瑚冠賞で長くいい脚を使って3着など中距離で好走。南関東の3歳クラシックで活躍した戦歴からも距離延長は向く印象がある。

モズヘラクレス 高知の1900メートルでは今年の珊瑚冠賞で5着がある。今回は距離延長の2400メートルで、兵庫から移籍した山崎雅由騎手はこの距離で初騎乗となる。

スペルマロン 10月9日の準重賞を勝って高知競馬で初の収得賞金1億円を達成。今年12戦して10勝、2着1回で、連対を外したのは黒船賞JpnIIIのみ。大きな不利でもなければ3連覇が濃厚だ。

サトノグリッター 10月のクラス編成替えによりC1級に降格してから4連勝し、前走の準重賞でA級馬を相手の5着惜敗も評価できる。初対戦となる強豪を相手にどこまでやれるか。

スコルピウス JRA3勝クラスから転入し、3、2、4着だが、すべて一線級相手でのもの。2走前の黒潮マイルチャンピオンシップではスペルマロンと2馬身半差で、距離延長がプラスになれば接戦に持ち込める。

クラウンシャイン JRAでダート4勝の実績馬だが、高知では最下級から勝ち星を重ね、近2走は珊瑚冠賞2着、黒潮マイルチャンピオンシップ3着。ここも上位争いが期待できる。

ハルノインパクト 今年の高知二冠馬で、古馬A級を走るようになってからも連続連対。前走は7着だったが3歳ながら58キロは不利だった。しかし定量戦の今回は56キロと重量面で楽になる。

そのほか、サンライズフォルテ、ネルソンタッチ、ナムラドノヴァン、サンキューが出走する。

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   レースの狙い
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スペルマロンは連戦連勝。初対戦となる馬はいても3連覇に期待できる。JRA時代にダート2400メートルの1勝クラスで2着があるスコルピウスが相手筆頭。その他、4連勝がいずれも違う距離と融通性があるサトノグリッター、重賞で善戦中のクラウンシャイン、鞍上強化となるモーニングサン、重量利がある3歳ハルノインパクトらにも連争いのチャンスがある。


高知県知事賞3歳以上の出走表はこちら

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