1月10日(祝・月)に佐賀競馬場にて、第1回ゴールドスプリント(3歳以上・1300メートル・18時15分発走予定)が行われます。冬から春にかけての佐賀競馬では21年には2月と12月に短距離重賞が実施されていましたが、今年は1月と3月に重賞を新設。1月の一戦は地方全国交流という条件で、そして1300メートルという、オープンクラスではほとんど使われない距離が舞台となりました。さらに高知と兵庫から各2頭が参戦。スタートからゴールまで激しい戦いが見られそうです。
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過去の傾向
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参考ということで、過去5年の同時期に実施されたA1クラスのレースを対象に結果をみていく(すべて1400メートル)。1番人気は3勝、2着2回。もう1頭の連対馬は、すべて2から4番人気となっている。最近4年はゼッケン7番以降が1頭以上連対と、全体的には外枠優勢(17年は8頭立てで5番→4番→1番の順)。最近3年は前年の佐賀オータムスプリントで2着以内だった馬が1頭だけ連対。全体的に見ても、2走前までに重賞に出走していた馬が好成績を残している。
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出走馬短評
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ダノングッド 高知からの遠征馬。JRAのオープンクラスで好走歴があり、現在は重賞を4戦連続連対で、前走は笠松グランプリを快勝。その勢いには今回も注目だ。
ミスカゴシマ 3歳夏まで快進撃が続き、その後は善戦止まりの状況だったが、21年は重賞を2勝と復活の感も。地元が舞台なら、この相手でも好走の可能性は十分にある。
グラナリー 兵庫からの遠征馬。JRAのダート短距離で3勝し、園田の1230メートルで1勝したが、兵庫ゴールドカップは大敗。タイプ的にコーナー4つが合わないのかもしれない。
ステラモナーク 3歳時までに重賞を5勝して、21年は条件戦で4勝をマーク。今回も先手を取って押し切りたいところだろう。
ロトヴィグラス JRAのダート短距離で2勝を挙げ、佐賀では1400メートルの重賞に3回出走して4着が2回。善戦傾向は見せているが、今回の相手は強力だ。
ドラゴンゲート JRAのオープンクラスで好走し、大井では苦戦したが、佐賀では移籍初戦から11連勝。その後も好走続きだが、今回は先手が取れるかどうかが課題になる。
ハッピーハッピー JRA未勝利から佐賀に移り、佐賀ヴィーナスカップで11連勝を達成。その後の重賞では善戦までだが、相手なりに走れる傾向は見せている。
ダノンジャスティス 高知からの遠征馬。21年の園田FCスプリントで3着に入ったが、最近の成績はいまひとつ。それでも地力的には無視しにくいものがある。
そのほか、テイエムノサッタが出走する。
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レースの狙い
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メンバー的に先行争いが激しくなりそう。そうなると、好位付けから後半に脚を伸ばせるダノングッドが最有力。ミスカゴシマも流れに乗れそうで、逆転の可能性も考えられる。ドラゴンゲートは外枠から主導権を取れれば残り目がありそう。ステラモナークは展開的に微妙だが、競らずに行ければ粘り込む余地が出てくるだろう。流れ込みタイプのハッピーハッピー、ダノンジャスティスが3連勝式の穴。
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