重賞レース直前情報
■2022年01月16日
第11回大高坂賞(高知)

1月16日(日)に高知競馬場にて、第11回大高坂賞(4歳以上・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。21年に高知の全距離重賞制覇&当地初の収得賞金1億円を達成したスペルマロンがやはり人気になりそう。ただこのレースでは2年続けて2着に敗れており鬼門といえるかもしれません。同馬の“三度目の正直”なるか、それとも今年も先にゴールする馬が現れるのか。黒船賞選考競走第1弾は白熱戦です。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は4勝、2着1回と好成績。2、3番人気もどちらかは3着以内に入っている。2走前までに重賞で3着以内があった馬が1頭以上連対。なお前年の高知県知事賞で4着以内だった馬は1勝、2、3着各2回(着外4回)で出走があった年は最低1頭は馬券絡みしている。赤岡修次騎手が15から20年に6連勝。倉兼育康騎手は19から21年に3年連続2着、佐原秀泰騎手は18年2着、21年1着で、過去4回はこの3騎手しか連対していない。

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    出走馬短評
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エイシンビジョン JRAで4勝を挙げた実績馬で、高知のレースでは8勝も重賞では2、3着各1回とひと押し不足。ただ1番枠は準重賞で1、2着と好相性。なお田中守厩舎はこのレースで5勝している。

ナムラアッパレ JRAでは条件交流戦を含む2勝を挙げ、大井B級から転入後、前走初のA級が2組で2着。しかし勝ち馬とは大差で時計も平凡だった。

ヤークトボマー 兵庫2勝からJRAへ再転入し1勝クラスで1勝をマーク。高知ではC級とはいえ初戦から4連勝し、初のA級だった前走の3組を快勝。今回は相手強化だが相性がいい妹尾浩一朗騎手は歓迎だ。

サンライズフォルテ JRAと佐賀で各1勝を挙げ、20年1月の転入後は9勝を挙げるも勝利実績はA級3組まで。ただ1400メートルの準重賞でスペルマロンから1秒1差の3着があり、上りタイムも同馬に次ぐレース2番目と展開次第で迫るシーンはありそうだ。

ブラックランナー JRAで3勝を挙げ、高知ではC級に下がった21年4月から10連勝。近3走でサンライズフォルテ、モズヘラクレス、エイシンビジョンを下しており初の重賞でも楽しみはある。

スペルマロン 重賞11勝を誇る高知の古馬ナンバーワン。過去1年、地方馬同士の重賞で負けた2回は直線で差されたもので、今回も直線勝負タイプの馬には警戒したい。

ウインメテオーラ JRA時代は地方条件交流戦での2勝のみだったが、高知では13戦11勝、2着1回。ただ唯一の馬券圏外が建依別賞7着だったのは気になるところ。逃げ一手の脚質も微妙だが、高知で期間限定騎乗中の吉原寛人騎手起用は魅力だ。

モズヘラクレス 3歳時の19年に土佐秋月賞で重賞初制覇したが、その後の南関東と兵庫では未勝利。再転入後は重賞で4戦して2度の4着と善戦しているが、57キロで一度も馬券に絡んでいないのは気になる。

そのほか、ハーツジュニア、ナムラドノヴァン、テトラクォーク、エルサフィーロが出走する。

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   レースの狙い
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ブラックランナーはA級に上がってからも勢い衰えず。無理使いしていないローテーションも魅力で2番手以内で進められれば、粘り込みに期待できる。スペルマロンは過去1年、地方馬同士では連を外しておらずここも勝ち負け必至。ウインメテオーラはとにかくハナを取ることが好走条件。21年の建依別賞3着馬エイシンビジョンに、南関東と兵庫でもまれてきたモズヘラクレスにも上位争いが期待できる。ヤークトボマーも圏内の1頭。


大高坂賞4歳以上の出走表はこちら

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