重賞レース直前情報
■2022年01月20日
第27回マイル争覇(名古屋)

1月20日(木)に名古屋競馬場にて、第27回マイル争覇(4歳以上・1600メートル・16時10分発走予定)が行われます。廃止された福山競馬場から名古屋に舞台を戻して4回目となる今回は、以前の“北陸・東海・近畿地区交流”から東海地区の限定戦に変更。しかし出走馬はすべて愛知所属で、笠松所属馬は出走なしとなりました。それでも出走馬は混戦模様という顔ぶれ。波乱の可能性を含めて予想する手があるかもしれません。

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    過去の傾向
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過去3回の結果をみていく。単勝1番人気は18年12月にカツゲキキトキトが勝っただけで、それ以外は4着以下。過去3回でカツゲキキトキトが2勝、ポルタディソーニが2着と3着が各1回、サンデンバロンが2着1回、3着2回と“リピーター”が多い結果になっている。前走が重賞で4着以内だった馬が1頭だけ連対。3回とも7番人気馬が3着に入っているのが興味深い。

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    出走馬短評
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ナリス JRA時に芝中距離で2勝を挙げたが、ダートでは4回のうち3回で勝ち馬から1秒以上の差で敗戦。移籍初戦での一変には要警戒だが、今回は最内枠も課題になる。

キーグラウンド JRAのダート中距離で4勝し、18年の名古屋大賞典JpnIIIで3着。前走の東海ゴールドカップは大敗したが、7勝を挙げている名古屋なら巻き返しが狙える。

トミケンシャイリ 愛知移籍後は重賞3勝を含む8勝を挙げたが、最近3戦がいまひとつの結果。東海ゴールドカップでも流れに乗れずに大敗したが、地元に戻れば侮れない。

サンデンバロン 今年10歳の古豪だが、このレースとは3回連続で3着以内と好相性。冬の好成績を挙げるタイプだけに、今年も無視できない存在といえる。

タイガーアチーヴ JRA時に条件交流戦を含む2勝を挙げ、愛知移籍後は11勝をマーク。前走はスタート後の競り合いに敗れて失速したが、今回の顔ぶれなら先行策を取れるだろう。

クイックファイア JRA時はダート1800メートルで3勝して、障害で1勝を追加。しかし移籍初戦の前走が見せ場なしで大敗しただけに、ここでの一変には疑問符が付く。

タイキメサイア JRAのダート短距離で2勝したが、昇級後は苦戦続き。しかし前走の移籍初戦でA3クラスながら7馬身差で逃げ切った走りには、今回も注意すべきかもしれない。

ゴールドリング 20年の名古屋記念で2着に入ったが、それ以降の重賞では3回とも差のある敗戦。今回は休み明け3戦目だが、近況からは強調材料に乏しい。

ナムラヘラクレス JRA時に条件交流戦を含む3勝を挙げ、21年は兵庫で新春賞と白鷺賞で2着。過去の好走例に秋から春までが多い点を含めて、連下の穴として一考できる。

ブルーヘスター 南関東で未勝利だったが、21年5月の愛知移籍初戦で初勝利。オープンや重賞では善戦までの成績だが、ここならまくり脚が届く可能性がありそうだ。

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   レースの狙い
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サンデンバロンは大ベテランでも近走成績が良好で、今回の顔ぶれとこのレースでの実績ならば中心視してよさそう。キーグラウンドは東海ゴールドカップで早々に失速したが、名古屋コースに戻れば巻き返しが十分。タイガーアチーヴの前走は外枠が響いた印象で、ここに入れば先行粘り込みが狙えそうだ。タイキメサイアは相手が上がるが、地力的に通用する可能性に要警戒。流れ込みタイプのナムラヘラクレス、ブルーへスターを3連勝式の穴として挙げておきたい。


マイル争覇(SP2)オープンの出走表はこちら

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