12月30日(金)にばんえい帯広競馬場にて、第24回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別・19時25分発走予定)が行われます。馬産地を5つの地区に分けた特別戦の上位各2頭によって争われる2歳シーズンの二冠目。注目はタカラキングダムとキョウエイプラス。ここまで連対を外しておらず、ナナカマド賞でも1着、2着でした。2頭の力が抜けている印象ですが、両馬は今回最大20キロ差のトップハンデを課されるだけに、他の馬が付け入る隙があるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着2回とすべて連対しているが、5番人気も1勝、2着1回、3着2回と好成績。なお5番人気が3着以内に入った最低人気となっている。産地別では、十勝と北見のみ2着馬も馬券に絡んでおり、特に十勝は、17、18、21年には2、3着に入っている。3着内馬15頭中13頭には、過去4走までにA級-2組以上で連対した戦歴があった。ナナカマド賞の1着馬は1勝、3着1回(着外1回)だが、2着馬は1勝、2着2回、3着1回と出走してきたときはすべて馬券絡み。
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出走馬短評
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コウシュハメジャー 5月のデビューから4戦連続連対。夏場は思うように体重が増えず精彩を欠いたが、秋になってから6戦4連対と復活。ただ、相手が楽だった北央産駒特別が辛勝だけに、ここでは厳しそうだ。
キタノミネ デビューからここまで14戦して1勝に対し、2着6回と勝ちみに遅いタイプ。北見産駒特別では逃げて2着に踏ん張ったが、勝ち馬のその後の成績からもここで通用するかは微妙だ。
キョウエイプラス 11戦して9勝は世代最多だが、2度の2着はともに勝ち馬がタカラキングダム。ただ、ナナカマド賞は10コースに入り、仕上がりひと息だったことを考えれば度外視可能。トップハンデで十勝産駒特別を逃げ切った実力発揮に期待できる。
ジェイヒーロー ナナカマド賞は5着だったが、十勝産駒特別ではキョウエイプラスに詰め寄っての2着。その後のA級-1組で、1、3、3着と好調をキープしており、10キロのハンデ差を生かせば見せ場以上が期待できる。
コーワホープ 北見産駒特別の勝利は4番人気だったが、10コースをこなしており価値あるもの。追走で苦戦することが多いだけに、重量が増えるのはマイナスにはならないだろう。
タイヨウ 8月のA級-2組、1組や、南北海道産駒特別はいずれも差し脚を生かしての勝利。ナナカマド賞は8着も障害はひと腰で越えていたが、重量増で切れ味発揮は期待しづらい。
タカラキングダム 9戦7勝で、負けた2着2回は、牡馬限定の青雲賞と10月のA級-1組で勝ち馬はキョウエイプラス。ナナカマド賞では逃げ切ってライバルを完封しており、釧路産駒特別も楽勝で、二冠制覇の可能性もある。
そのほか、ホクセイキムタク、リアステンリュウ、イワキシチフクが出走する。
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レースの狙い
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ナナカマド賞で連対しているトップハンデ2頭による争いが濃厚。キョウエイプラスは好成績を残している十勝産駒特別を着差以上に強い競馬で勝っていることから本命に。タカラキングダムは切れ味勝負に持ち込まれると微妙だが、前残りも十分。2頭に割って入れるとしたら十勝産駒特別2着のジェイヒーロー。以下、産駒特別1着馬で北見のコーワホープ、北央のコウシュハメジャーを押さえておく。
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