重賞レース直前情報
■2022年12月04日
第47回ばんえいオークス(帯広)

12月4日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第47回ばんえいオークス(3歳牝馬・19時25分発走予定)が行われます。定量670キロでの3歳女王決定戦ですが、今年はA級馬がおらず、黒ユリ賞馬ピュアリーナナセでさえB1級。現4歳世代から2歳シーズンに稼いだ賞金の番組賞金への加算方法が変更されたことで、実績馬が低い格付になりやすくなっているとはいえ、B3級まで最大2クラス差しかないのは、混戦の世代ということを示しているといえそう。同じ定量戦でも2歳女王決定戦・黒ユリ賞では全馬が重量未経験だったのに対し、今回は670キロ経験のある馬がいるというのも予想するポイントかもしれません。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。5番人気以下が1から2頭3着以内に入っている。勝ち馬はいずれも近2戦で1勝以上挙げていた。ばんえい菊花賞を使われていた馬は過去5年で10頭出走し7頭が3着以内。3頭以上出走していた年は2頭馬券に絡んでいる。黒ユリ賞の勝ち馬は、不出走だった17年を除き3着以内に入っている。

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    出走馬短評
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スイ 初の特別挑戦だった3月の福寿草特別(牝馬限定)で2着争いに加わっているように末脚が武器。相性がいい長澤幸太騎手へ戻るのは歓迎だが、B3という格付を考えても経験不足は否めない。

ダイヤカツヒメ 格付はB3だが、黒ユリ賞で2着がある実績馬。牡馬相手での成績は度外視でき、前走で大きく減った馬体が回復していれば穴で一考の余地がある。

サツキヤッテマレ 黒ユリ賞は3着でも一旦は2番手をうかがう内容。イレネー記念では5着と牡馬相手に善戦。大崩れの少ない近況からも同世代の牝馬同士ならチャンスはある。

ホクセイサクランボ 黒ユリ賞は4頭接戦の2着争いからわずかに後れての5着で、イレネー記念、ばんえい菊花賞で670キロ以上を経験しているキャリアも魅力。2走続けて障害で苦戦しているが、軽視はできない。

シンエイアロイ 2歳時は800キロ台と小柄なこともあってか詰めを欠き2勝のみも、馬体が増えた年明けからは福寿草特別(牝馬限定)を含め7勝と上昇。B2昇級初戦がピュアリーナナセの2着なら好勝負が期待できる。

サウスグリン 北央産駒特別を制したが、賞金不足で黒ユリ賞には出走できず。しかし近5走で3勝を挙げ、昇級初戦のB3級-1組で先行して4着と崩れなかったのは評価できる。

ニシキマリン 黒ユリ賞は2着と接戦の4着で、10月の秋桜賞では牝馬最先着の4着と善戦。前走がピュアリーナナセ、シンエイアロイに次ぐ3着で、引き続き上位争いできそうだ。

ピュアリーナナセ 黒ユリ賞を制した2歳女王で、3歳一冠目のばんえい大賞典では展開に恵まれたものの3着に健闘。前走B2級-1組の特別戦で今回の有力馬たちを破っており、重賞2勝目に期待できる。

そのほか、スーパードリーム、アローリキヒメが出走する。

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   レースの狙い
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ピュアリーナナセは680キロのばんえい菊花賞で障害をひと腰でまとめており、自己条件の前走で、今回の有力馬たちを同重量で下している。2歳シーズンに続く女王の座をつかみそうだ。ニシキマリン、シンエイアロイは同重量では分が悪いが、実績的に上位争い。ホクセイサクランボは調子落ちがなければ侮れない。黒ユリ賞ではピュアリーナナセから離されたが、2着争いを演じたダイヤカツヒメ、サツキヤッテマレも押さえておきたい。


ばんえいオークス(BG1)3歳牝馬オープン定量の出走表はこちら

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