重賞レース直前情報
■2022年12月31日
第53回高知県知事賞(高知)

12月31日(土)に高知競馬場にて、第53回高知県知事賞(3歳以上・2400メートル・17時30分発走予定)が行われます。大晦日恒例となった高知競馬のグランプリは、年に1度の長距離が舞台です。今年高知ではここまで重賞が18レース実施され、出走取消などを除けば17レースがフルゲート。徹尾を飾る一戦も充実の12頭立て。おそらく人気の中心は今年重賞3勝のララメダイユドールで、管理する打越勇児調教師、主戦の宮川実騎手ともリーディングをほぼ確定させています。高知でもっとも勢いがあるトリオがトリを務めることになりそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回とひと息。1番人気で馬券に絡めなかった2頭はともに1番枠に入っていた。連対馬10頭中9頭が前走か前々走で連対しており、該当しないのは7番人気で勝った21年の勝ち馬のみ。3走前までに重賞で連対していた馬が1から2頭連対しているのも特徴的だ。なお同年の珊瑚冠賞1着馬は2勝、2着1回(着外1回)。唯一の着外は、18年に1番枠で1番人気だったイッツガナハプンとなっている。

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   出走馬短評
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スペルマロン 19年、20年とこのレース連覇し、高知競馬史上最多の重賞12勝を誇る実力馬だが、21年の2着後は重賞ではいいところなし。ただ近2走が連対と復調気配はある。

ララメダイユドール JRA3勝クラスでは4着が最高だったが、今年1月からの高知では6戦6勝(うち重賞3勝)。初距離でも押し切り濃厚だ。

グッドヒューマー 3歳時には昇竜ステークス2着などJRAで活躍。高知では約1年で12勝を挙げ最下級からグランプリ出走までこぎつけた。初のオープンだった前走を逃げ切って今回の出走馬のうち5頭を下しており、軽視はできない。

ガルボマンボ 北海道2歳・1勝から転入後に変身し、高知二冠を達成。古馬相手では2戦し3着が最高だが、今回は4歳以上より負担重量が1キロ軽いのが有利だ。

グリードパルフェ 3歳時に東京ダービー4着の実績があったが、21年のこのレースは7番人気での勝利。その後7戦して1勝だが、適距離のレースがなかったとすれば、ここで再びステイヤーの面目躍如となる可能性もある。

エイシンピストン 21年末にC1級を勝つと、5月の福永洋一記念で6着に敗れるまですべて3着以内と軌道に乗った。1900メートルで3着、2着と好走しているが、“過去10年で4コーナー7番手以下から馬券絡みなし”というデータは追い込み馬にとって気になる。

ヤークトボマー 昨夏の転入から24戦8勝、2、3着各4回だが、重賞では3着1回が最高と苦戦ぎみ。ただ今年9月の珊瑚冠賞はやや詰めを欠いたとはいえコンマ8秒差ならノーマークにはできない。

アポロティアモ JRA障害からの転入後、馬券に絡めなかったのは9着だった黒潮マイルチャンピオンシップのみ。ただ同レースでは赤岡修次騎手でも折り合いに苦労していた印象で、さらなる距離延長で騎手がテン乗りでは強く推せない。

そのほか、ゴールデンブレイヴ、ミサイルマン、ジャッキー、ジョウショーモードが出走する。

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 レースの狙い
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ララメダイユドールは当地の水が合ったか楽勝続き。初の2400メートルだが地力で克服できるだろう。珊瑚冠賞2着の追い込み馬エイシンピストンはどこで動くかがカギになる。3歳の地方全国交流重賞で活躍したガルボマンボも侮れない。上り馬グッドヒューマーと、過去3回の勝ち馬グリードパルフェ(21年)、スペルマロン(19年、20年)も押さえておきたい。


高知県知事賞3歳以上の出走表はこちら

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