重賞レース直前情報
■2022年12月11日
第58回中日杯(金沢)

12月11日(日)に金沢競馬場にて、第58回中日杯(3歳以上・2000メートル・16時05分発走予定)が行われます。金沢で今シーズンに行われる古馬重賞はこれが最後で、ここを目標にしてきた馬がいる一方で、来年に向けての力試しと思われる馬が混在している印象。となると、重賞実績がある馬が人気を集めることになるでしょう。そこに割って入る存在がいるのかどうか。展開面を含めて予想していきたい一戦といえます。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝しているが、2着と3着がなし。21年は1→2→3番人気、19年は1→3→4番人気の順だったが、それ以外の3年は7から8番人気が3着以内に1頭だけ入っている。前走が重賞で5着以内だった馬が1頭だけ連対。連対馬はすべて、4走前が重賞だったか、重賞以外で1着だった。牝馬は18年にヤマミダンス、20、21年にハクサンアマゾネスが勝利しているが、それ以外の連対馬はすべて牡馬となっている。

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   出走馬短評
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ノボリターン 南関東で6勝し、金沢に移籍してから4戦して2着2回、3着1回と堅実だが、過去の勝利はすべて左回り。今回は相手強化という点も課題になる。

サンライズハイアー 最近2戦はダートグレードへの出走で度外視できるが、地元戦でも重賞となると微妙なところ。ただ、今回の距離は合いそうだ。

ヴェノム JRAのダート中距離で2勝を挙げたが、昇級後は苦戦続き。しかし金沢では3戦とも好成績で、初の重賞でも通用するようなら今後が楽しみな存在になる。

スズカパンサー JRAのダートで3勝したが、昇級後は大敗も多く金沢でも成績的にいまひとつ。ただ、水分量が多い馬場で一変する可能性は秘めている。

キープクライミング 2走前は川崎に遠征して大敗したが、中12日で出走した地元戦は逃げ切り勝ち。ただ、今回が初の古馬重賞では少々厳しい感がある。

ジェネラルエリア 今年の百万石賞で差はあったが3着に入り、JBCクラシックJpnIを除けば近走成績が良好。今回も3連勝式の候補で押さえておきたい存在だ。

サクラルコール 11歳の大ベテランだが、金沢では11戦9勝、3着内率100%と好成績。今回は相手強化と距離延長が課題でも、JRAで5勝した実績は侮れない。

シンボリフラッシュ JRA未勝利から金沢に移って9連勝して、A2級でも2勝をマーク。重賞では実績的に微妙でも、相手なりに動ける可能性はある。

ハクサンアマゾネス 休み明けで臨んだ白山大賞典JpnIIIは大敗したが、続く牝馬限定重賞は差して完勝。金沢2000メートルは6戦6勝で、このレースの3連覇が視野に入る。

ファストフラッシュ 百万石賞はハクサンアマゾネスから7馬身差2着だったが、4月の金沢スプリングカップでは先行押し切りで完勝していた。今回も先手を取りたいところだろう。

そのほか、ブレーヴユニコーン、ブルベアパンサーが出走する。

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 レースの狙い
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ハクサンアマゾネスはこの距離での成績が完璧で、このレース3連覇が濃厚とみてよさそう。ファストフラッシュは今回の距離だと詰めひと息の傾向だが、それでも相手筆頭と考えるのが妥当だろう。この一騎打ちが本線で、あとは3連勝式の候補として考えるほうがよさそう。移籍後の成績が良好のヴェノム、相手強化でも善戦傾向があるジェネラルエリア、距離適性がありそうで地元コースで安定しているサンライズハイアー、さらに11歳でも実績上位のサクラルコールを挙げておきたい。


中日杯3歳以上オープンの出走表はこちら

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