重賞レース直前情報
■2023年01月15日
第12回大高坂賞(高知)

1月15日(日)に高知競馬場にて、第12回大高坂賞(4歳以上・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。1、2月に高知で組まれている3つの重賞は、いずれも3月14日に実施される黒船賞JpnIIIの出走馬選考競走となっており、このレースはその第1弾。大晦日の高知県知事賞から中1週ということもあってか、実績馬より上昇の勢いを感じる馬が多い印象を受けます。そのぶん力量比較が難しく、混戦模様です。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は18から20年に3連勝したが、21、22年は各2、5着。近2年は7、6番人気が勝利し波乱となっている。前年大晦日の高知県知事賞で4着以内か、同じ日のA級3組で3着以内だった馬が過去5年で8頭、過去3年では6頭も馬券に絡んでいるのが特徴的だ。該当馬がいなかった22年を除き、過去3走以内に他地区かJRAで出走していた馬が3着以内に入っているデータもある。なお赤岡修次騎手が3勝、倉兼育康騎手が2着3回の好相性となっている。

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   出走馬短評
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ユニバーサルライト 南関東では東京湾カップで2着があり、古馬になってからは準重賞で2度馬券絡み。高知では12戦して馬券圏を外したのは位置取りが後ろになった1度だけで、マイペースの先行が叶えば粘れそうだ。

グッドヒューマー 昇竜ステークスで2着がある素質馬だが、7歳9月までのJRAで25戦しかしていないように順調に使えない面も。しかし、高知では約1年で15戦し12勝と軌道に乗った。距離不適だった高知県知事賞は度外視できるが、内枠に入った同型の存在は気になる。

モダスオペランディ JRA時代はすべてマイル以上を使われ、3勝クラスでも2、3着各1回。初の1400メートルだった転入初戦を4コーナー先頭から押し切って短距離適性も披露しており、ここも好勝負できそうだ。

ナナコロビヤオキ JRA3歳未勝利から転入し、黒潮菊花賞は3着だったが、土佐秋月賞を直線内から抜け出して勝利。同レース3着のガルボマンボが高知県知事賞を勝っていることから、この馬も通用の可能性はある。

アメージングラン JRAではダート1400メートルの1勝クラスを勝ち上り、22年からの高知では8月の建依別賞を含め9勝をマーク。近2走はリズムの悪い走りだが、約2カ月空けてどこまで立て直されているかだろう。

ダノンロイヤル JRA3勝クラスから22年夏に転入し、6勝、2着2回の好成績。B級以下の前走は、速いペースで差し脚がハマって直線一気の抜け出しを決めている。A級初挑戦だが展開次第では侮れない。

ブレイヴコール かつての兵庫タービー馬も明けて9歳となり上積みは見込みにくい。ただ、林謙佑騎手が継続して騎乗するようになってから成績が上向いている。

ハルノインパクト 21年に黒潮皐月賞、高知優駿の二冠を制した。ただ、A級2組で善戦止まりの近況に加え、1400メートルは本質的に短い印象がある。

そのほか、サンライズナイト、ミサイルマン、ジョウショーモードが出走する。

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 レースの狙い
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モダスオペランディはJRA3勝クラスからの転入初戦を快勝。中5日の強行軍だが、前走が重め残りだったとすれば、心配材料にはならない。グッドヒューマーは前走からの距離短縮で見直せる。この距離の重賞勝ち馬アメージングランは近況から半信半疑だが、軽視すると痛い目に遭いそう。初の古馬一線級との対戦ナナコロビヤオキ、枠を生かして逃げが打てそうなユニバーサルライトまで押さえておく。


大高坂賞4歳以上 の出走表はこちら

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