重賞レース直前情報
■2023年01月25日
第26回TCK女王盃JpnIII(大井)

1月25日(水)に大井競馬場で、第26回TCK女王盃JpnIII(4歳以上牝馬・1800メートル・16時35分発走予定)が行われます。JRAからはヴァレーデラルナ、テリオスベル、プリティーチャンス、ナンヨーアイボリー、グランブリッジが出走。地方他地区からの出走はなく、地元南関東勢はコスモポポラリタ(大井)ら2頭が迎え撃ちます。牝馬7頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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実力上位馬が力を発揮しやすいレースで、JRAの人気馬が強い。負担重量も特に気にする必要はない。人気になりやすいのは前年のJBCレディスクラシックJpnI上位馬だが、2022年テオレーマなど1着馬のうち4頭がここでも勝利。なお過去5年で、6番人気以下で3着以内に入った馬は3頭いるが、JRA所属は19年1着のビスカリア。穴馬を探すのであれば地方馬に目を向けたい。特に地元大井の馬がいいだろう。18年はラインハートが6番人気で3着、19年はマルカンセンサーが9番人気で2着と好走。ダートグレード実績がなくても軽視はできない。

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JRA所属馬短評
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ヴァレーデラルナは怒涛の4連勝で昨年のJBCレディスクラシックJpnI(盛岡)を優勝した。その前走は大外からのスタートだったが、抜群の行きっぷりで2番手に取りついてサルサディオーネを見ながら進むと、勝負どころの3コーナーからはテリオスベルに外から被せられて最後の直線へ。精神的に負荷がかかりそうな展開にもめげずに抜け出し、最後はグランブリッジの追撃を振り切った。若き新女王が誕生し、今後の走りに一層注目が集まる。

テリオスベルは前走クイーン賞JpnIII(船橋)で待望の重賞初制覇を飾った。スタートから出ムチを入れられて前へ行き、2コーナーの手前あたりで単独先頭へ。その後は淀みないペースで引っ張ると、ショウナンナデシコやグランブリッジの追撃を許さずに2馬身の差をつけて逃げ切った。かなりうまく嵌った感じの競馬だが、早めに主導権を握れる展開になった方が力を出せそうだ。右回りも大丈夫だし、今回も要警戒。

プリティーチャンスは前走JBCレディスクラシックJpnI(盛岡)が5着。最後の直線は前が壁になるなど、若干窮屈なシーンがあって、勝ち馬とコンマ3秒差なので内容は悪くない。21年クイーン賞JpnIII(船橋)は不良馬場で3着、22年ブリーダーズゴールドカップJpnIII(門別)は不良馬場で2着、同年レディスプレリュードJpnII(大井)は重馬場で1着と道悪のダートグレードではすべて好走している。馬場が渋った方がチャンスは大きそうだ。

ナンヨーアイボリーはダート1400メートルで3勝をマークし、オープン入りを果たした。2走前の霜月ステークスは6着ながらドライスタウトとはコンマ5秒差。上がり3ハロンはメンバー中最速とポテンシャルは見せている。ただ、今回は大井1800メートル。距離は長いかもしれない。

グランブリッジは2走前のJBCレディスクラシックJpnI(盛岡)は惜敗の2着。最後はヴァレーデラルナを捕らえられそうな勢いだった。前走クイーン賞JpnIII(船橋)はテリオスベルの作った流れに脚がうまく溜まらなかったが、地力で2着は確保。成績は非常に安定している。大井1800メートルは初めてになるが心配はなく、今回も好勝負が期待できそうだ。

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地方所属馬短評
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JRA勢に太刀打ちするには厳しいメンバー構成だ。

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予想のポイント
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頭数は寂しいが、牝馬のこの路線のトップクラスが揃う注目の一戦となった。昨年のJBCレディスクラシックJpnI(盛岡)で勝利を飾ったのはヴァレーデラルナだが、2着グランブリッジとはクビ差で、5着プリティーチャンス、6着テリオスベルともあまり差がなく、力関係は接近している。それでも明け4歳のヴァレーデラルナとグランブリッジに注目。今回は斤量面の恩恵はなくなるものの、年齢的に成長が見込める。2023年最初のレースを勝利で飾り、弾みをつけたい。


TCK女王盃競走(Jpn3)4上牝馬選定馬重賞の出走表はこちら
 

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