ブリーダーズカップ観戦ツアー記

ダイヤモンドサービスステイタス限定
『ブリーダーズカップ観戦ツアー』4泊6日間の旅

11月2日

仕切り直してブリーダーズカップへ。サンタアニタパーク競馬場はさすがBCという盛り上がりぶりで、さらに天候にも恵まれました。
私自身はせっかくアメリカに来たので、ピック6を買ってみましたが、これが1レース目であっさりハズレ。しかもそれなりの金額を投入してしまったのは失敗でした。ツアーの皆さんにピック6を薦めなかったことだけが不幸中の幸い。

土曜のブリーダーズカップ対象レースは4Rのジュベナイルフィリーズから。このレースがいきなりの波乱となりました。1位入線のShe's a Tigerが直線もたれたことで審議に。リプレイを見てもちょっとヤバいな〜という感じだったのですが、やはりというか降着になりました。繰り上がった優勝馬Ria Antoniaはブービー人気で、4連単は日本式に言うと147万馬券となりました。

5Rフィリーアンドメアターフは圧倒的人気のDankが勝ち、2着Romanticaと欧州ワンツー。南カリフォルニアの馬場だと欧州馬は苦戦することもあるのですが、今年は米国芝路線のレベルがいまひとつだったようにも思われます。

6Rフィリーアンドメアスプリントも1番人気Groupie Dollの優勝で2,3着も人気サイドではあったのですが、3連単は218倍とまずまずの配当に。ツアー参加者の中にも的中者がいたようでした。

7Rターフスプリントも1番人気Mizdirectionの勝利でした。1300m戦で1分12秒25ですから、やはりダウンヒルコースというのは高速決着ですね。

8Rジュベナイルは人気のHavanaが押し切るかと思いきや、New Year's Dayが抜け出して優勝。ただ同馬はその後、故障により引退が決定してしまいました。

9Rターフあたりからおなじみのメンバーが出てきます。ここは遠征馬The Fugueが圧倒的人気でしたが、Magicianが追い込んで1着。またも欧州馬のワンツーです。
ちなみに我々の席は直線入り口に入って間もないところだったので、私の撮れている写真はThe Fugueが勝ちそうなシーンだけです(笑)。

10Rスプリントは人気のSecret Circleが優勝。短距離ながら各馬の位置取りの入れ替わりが激しく、最後もクビ差という熱戦でした。写真では外の9番が優勝馬です。

11Rマイルは今回BCにおけるハイライトシーンとなりました。昨年の覇者にして年度代表馬のWise Danが、レベルの違いを見せて完勝。芝でもここだけは米国馬が意地を見せました。同馬はその後2年連続の年度代表馬にも輝いています。この馬を現地で見たということは、ツアー参加者の皆さんにとっても大きな財産となることでしょう。

ページ先頭へ

メインの12Rクラシックを迎えるころには陽も傾き、馬たちの影もすっかり長くなっていました。レースは残り400mで先頭にたったMucho Macho Manが押し切りましたが、2着Will Take Chargeまではハナ差、3着Declaration of Warはそこからアタマ差という熱戦。人気のGame on Dudeがいいところなく大敗したのは残念でしたが、上位馬の戦いは見ごたえがありました。

こうして無事終了したブリーダーズカップですが、一部有志はこのあと、ナイター開催のロスアラミトス競馬場に転戦しました。
ロスアラミトス競馬場は下級サラブレッドとクォーターホースを中心に開催が行われている競馬場ですが、ハリウッドパーク競馬場の閉鎖に伴い、2014年からはより重要な開催も担う予定です。また、それに伴うコース改修も行われる予定ですが、いまのところはトリッキーな小回り競馬場です。

夜なのでレース写真は撮れませんでしたが、ロスアラミトス競馬場の特徴的な写真を1枚。
屋内の装鞍所兼パドックです。既に廃止になったベイメドウズなどもこの屋内式でしたが、アメリカでも少数派の施設ですね。

この日はたまたま「クォーターホースのダービー」という賞金約100万ドルのレースが行われていましたが、それ以外はごくごく安い賞金のレース。それでも優勝馬の関係者は楽しそうに、そして誇らしそうに口取りの記念写真を撮っています。
こういう雰囲気は、日本の地方競馬場にも取り入れていきたいところですね。


11月1日
⇒11月2日
11月3日
11月4日
11月5日

ページ先頭へ

ツアー概要
出発の日
サンタアニアパーク競馬場へ
ラスベガスへ
日本へ帰国
■須田鷹雄さんが語る魅力

リンク

Copyright(C)
Odds Park Corp.