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"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋"
今回の本命はブラックランナー。前走は勝ち馬を捕らえ切れずの2着だったが、そこまで発馬出の反応が早いタイプではないだけに、１コーナーまでの距離が短い園田１２３０ｍ戦のコース形態自体が合っていなかったようにも感じられた。今回の園田１４００ｍ戦も勝利こそないが、2走前は終始内に閉じ込められる形でも０秒２差、前が止まらない馬場状態だった３走前も直線ジワジワ詰めての2着と、ともに負けて強しと言えるほどの好内容。この距離で今一度見直したい。オオオヤブンは重賞戦の締まった流れだとうまくタメが作れずダラつく感じになってしまうが、今回の自己条件戦なら注文通りの展開となりそう。巻き返し要注意だ。他では、テンのスピードが戻ってきたヒダルマ、吉村Jと初タッグのナリタミニスター。実績面ではエイシンデジタルも決してヒケを取らない。
ブラックランナー…兵庫転入後から２、３着を続けているが、内容そのものは決して悪くない。転入初戦の姫路戦は出入りの激しい前崩れの展開のなかを粘り通し3着、3走前はレコード決着になるほど雨の影響が色濃く出ていた前有利馬場のなかをしぶとく詰めて2着、2走前も好位インで包まれ、直線までエンジンを踏み込んでいけない状況になりながらも3着と見直せるモノばかり。スムーズに能力発揮なら勝機はある。
オオオヤブン…道中追走で脚を使わされる展開だとキレが半減してしまうが、シッカリとタメが作れる展開だと直線素晴らしい反応を見せるタイプ。重賞戦では思うような位置が取れず済し崩しに脚を使わされてしまっているが、今回の自己条件戦であれば、その形も変わってきそう。今回の内枠を利してインでタメて行ければ。
ヒダルマ…前走はペースアップで付いて行けなくなってしまっていたが、重賞一戦級メンバー相手にスンナリとハナを奪えていた点から見れば、良化は感じさせる内容だった。2走前の同距離戦ではインの人気馬を意識するあまり仕掛け遅れになっていたが、それでも2着。強気の先行競馬なら変わってきてもおかしくない。
ナリタミニスター…最近は斤量５８キロの影響か、出脚やペースアップでの反応にズブい面を見せているが、直線向いてからの伸び自体は悪くはなっていない。今回は当たりの強い吉村J起用、これで道中のズブさが少しでも解消となれば。
エイシンデジタル…前走は展開がハマった面もあったが、３コーナーで前が詰まり一度ブレーキが掛かりながらでの差し切り勝利、休み明けだった点を考慮しても価値は高い。流れひとつで今回もチャンスは十分ある。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 1→2 2→1 1→5 1→11 1→8
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