おすすめ注目レース
■2020年11月13日
第61回 東海菊花賞(SP1) オープンサラ系3歳以上 定量(名古屋)
遠征馬が席巻! 名古屋巧者エイシンニシパ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 カツゲキキトキトが回避し、ポルタディソーニに元気がない。地元期待はタイガーアチーヴウインハイラントだが、ここはいったん冷静になって、(1311)と当地重賞の常連・エイシンニシパに馬券の軸としての期待をかけたい。もう一頭の兵庫馬・タガノジーニアスは7月の名港盃でニシパに先着し、優勝している。ベイビータピットもA2下でそこそこだが、南関東での話。矢野騎手で来たのなら不気味だ。ただ、ノーブルサターンは陣営が控えめ。前出(8)(7)、そして笠松の3歳ダルマワンサの割り込みもないとは言えないだろう。

 エイシンニシパは春から夏にかけて勝ち切れないレースが続いたが、姫山菊花賞勝ちで復活のノロシ。返す刀で名古屋の菊獲りだ! 「追い切りの動きは良かったし、涼しくなって例年通り調子も上向き。昨年同時期より今年の方がいい雰囲気だね。名古屋では勝ち切れないレースが続いているが、苦手意識は全くないので、今回も勝ち負けの期待を持って臨むよ」。

 タガノジーニアスは7月の名港盃制覇が記憶に新しい。その後(3)(6)着だが、顔ぶれを見ると酌量の余地はある。このメンバーなら。「前走時は若干夏負けが残っていたが、今回は元気さが全然違うし追い切りの動きも申し分なかったからね。以前勝った舞台でもあるし、好勝負を期待しているよ」。

 ベイビータピットは今年未勝利もすべてコンマ差。大事に使われているからか年齢的なものは感じない。競馬もうまそうだ。「相手はそろうが適距離だし、小回りも向いている。うまく先行力を生かして上位に食い込みたい」。

 タイガーアチーヴは前走はスタンド前での攻防で引かなかった点に敗因を求めたい。あれはあれでよし。展開は不問のはず。ここで証明したい。「前走は普段以上に出が鋭かったのでハナへ行ったが、競りが生じてオーバーペースになってしまったね。決して逃げ馬じゃないし、枠順にもよるが柔軟に対応させたい。目標にしてきたレースだし、楽しみにしている」。

 ウインハイラントは中央ではほぼ芝だったが、地方では園田時も含め連を外していない。ぜひとも継続してもらいたいところだが。「ここへきて元気一杯になってきた感じで活気があるね。目標にしていたレースだし、今の状態なら交流重賞でもと考えている。頑張ってほしいね」。

 ダルマワンサは短の差し馬とみていたので岐阜金賞には驚いたが、乗り方次第で距離はもつようだ。初の古馬戦、得手とはいえない出張戦だが…。「距離や相手関係もあるが、傾向としては現地競馬の方がよさそうな感じ。状態は申し分ないが、一段と層が厚くなったこのメンバーでどうかだね」。 



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→2 2→4 4→10 10→4 2→10 10→2 4→8 4→7 4→11 2→8
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