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ブリダーズＧＪＣ(門別)

好素質サクセッサーが重賞初制覇へ
対馬　大樹

【結論】
　ホッカイドウ競馬の唯一の２歳Ｈ１重賞。今年は外回り1700メートルで行われるが、素質馬揃いでどの馬にも優勝のチャンスがありそう。今回と同じ距離のスーパーフレッシュｃｈ競走IIを圧勝したサクセッサーの重賞初制覇に期待したが、栄冠賞を優勝したイッキトウセンの能力も相当に高い。デビューから３戦連続でメンバー最速の上がりをマークしているステッペンウルフの決め手も強烈で無視できない。距離が延びて良さが出たホワイトヘッド、中間の追い切りで抜群の動きを見せたダイキンボシ、イグナシオドーロにも警戒が必要。

【詳細解説】
　サクセッサーはスーパーフレッシュｃｈ競走IIの勝ち馬。１分53秒３の勝ち時計は平凡だが、道中、気の悪さを出しながらもあの強さ。まともに走っていたら、もっと時計は詰まっていたはず。まだ１戦のキャリアだが、厩舎陣営も同馬にはかなりの能力の高さを感じているし、1700メートルなら、重賞でも好勝負を期待。

　イッキトウセンは今年の栄冠賞優勝馬。うまく展開が向いたこともあるが、それでも最後突き抜けるのだから、レースセンスも相当に高い。２戦２勝と底も割れていないし、このメンバー相手に重賞２連勝するようなら、今年の２歳の主役に一気に躍り出る。

　ステッペンウルフは新馬戦から３戦連続でメンバー最速の上がりをマーク。栄冠賞はスタートが悪く後方からの競馬になったが、直線だけの競馬で０秒３差の３着。末脚の破壊力はここでも一、二を争う存在。直線の長い外回り1700メートルで更に前進の構え。

　ホワイトヘッドは新馬とオープン特別勝ちの２勝馬。栄冠賞は14頭立ての大外枠が影響したのか、後方からの競馬を余儀なくされて結果は10着だったが、前走は見事な巻き返しを見せた。距離が延びてこの馬の良さが出たし、再度1700メートルなら引き続き注意。

　ダイキンボシは血統背景からもは距離延長は好材料。ウィナーズｃｈ(1)競走、栄冠賞で連続４着。オープンでも上位を争っているように地力は確か。本馬場で追い切られた中間の動きも文句なし。今のデキなら、このメンバー相手でもチャンス十分。

　イグナシオドーロはスーパーフレッシュｃｈ競走Iの勝ち馬。栄冠賞は好位追走で一杯のレースだったが、久々で本来の動きでなかったのも確か。今回は順調に乗り込めているし、デキは間違いなく前走以上。距離が延びてもこの血筋なら大丈夫。巻き返しは可能。

※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→8 8→4 4→9 9→4 4→5 5→4 4→10 4→6