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全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
組み合わせ的にはノボリフジだが、狙ってみたいのはメモリーフェーブル。短い方がいい馬だが1600ｍまでなら守備範囲だし、５戦４勝と勝ち味に旺盛なのが何ともいいので。前記(2)は前走がオープンとはいえそれほどでもだったので、堅実派マントン、エスタシオンの方を上に取ってみたい。押さえに名古屋で変わったトウショウアパッチ。
メモリーフェーブルは中央１勝の４歳馬だけはありそうだ。当地で敗れた一戦は1800ｍで、確かに短距離志向ではあるが、1600ｍなら実績あり。この枠なら逃げでも、２、３番手でも。「２組ともなると楽なレース運びはできないかも。状態に関する問題はないが、相手関係がどうかだよ」。
マントンは乗り難しさがなきにしもあらずだが、このところは馬券を外さぬ堅実駆け。今井騎手も手の内に入れてきたか。「このところは37秒台で上がっている。あの末脚なら２組に昇格しても遜色はないとみている。モタれ癖を出さず、うまくさばければだね」。
エスタシオンは１着なら逃げだが速いわけではない。２、３番手もここではどうか。だがそれより後ろでも差してくる。直線の遊び癖次第。「いつも楽勝して不思議ない手応えで４角を迎えるが、最後は遊び癖が出るせいで伸びあぐねるケースが再三ある。その点、今回は先行馬がしっかりしてるぶんレースがしやすいから、条件はアップしても見せ場は作れるのでは」。
ノボリフジは前走案外も、ここ２走とは顔ぶれが一変している。生きのいい馬相手だが、息を吹き返す可能性はある組み合わせだ。「暑いさなかを思えば、体調はいくらか持ち直してきた感じかな。展開によっては前進があるかも」。
トウショウアパッチは名古屋に来て一変。そういう面もあるにはあったが、金沢の格からするとなかなかの変わり具合。相手強化も不気味。「馬体は20キロばかり増えるのが理想だが、現状でも元気がいいし安定した状態だね。あとは力関係で、２組まで一気に昇格した今回はどの程度やれるかだよ。果たして」。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 9→3 9→8 9→2 9→4
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