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■2019年10月8日
第14回 道営スプリント(門別)
古豪メイショウアイアンが今年の短距離王者へ
ケイバブック 對馬 大樹

【結論】
 今年のホッカイドウ競馬の短距離王を目指して11頭のスピード自慢が顔を揃えた。ここはグランシャリオ門別スプリントでレコード勝ちを決めたメイショウアイアンを狙いたい。北海道スプリントCでJRAの強豪相手に2着に来た実力も高く評価できるし、今の充実ぶりならV最有力とみる。相手は58キロを背負ったエトワール賞で2着と好走したタイセイエクレール。末脚の破壊力はここでも一、二を争うし、追い込み一手でも前が止まる展開になれば差し切り十分。門別1200メートルでは鬼的存在なソルサリエンテも4週連続重賞制覇の期待がかかる宮崎騎手の手綱なら目が離せない。今季未勝利でもこの距離では堅実に走っているカツゲキライデン、エトワール賞で掲示板に載ったフジノパンサーアップトゥユーも侮れない。

【詳細解説】
 メイショウアイアンは今年の北海道スプリントC2着、グランシャリオ門別スプリントをレコード勝ち。9歳になって衰えるところか、今が充実期と思える活躍ぶり。遠征帰りの前走も快勝。今回も文句ないデキ。昨年首差で敗れたこのレース。今年は勝って短距離王に輝く。

 タイセイエクレールはエトワール賞で58キロを背負いながらも、ラスト3ハロンはメンバー最速タイムで2着。敗れはしたが、重賞でも勝ち負けのメドが立った内容だった。決め手はここでも一、二を争うし、57キロなら更に鋭さが増すはず、追い比べに持ち込めればチャンス十分。

 ソルサリエンテは前走でメイショウアイアンと0秒1差。エトワール賞では2着馬とタイム差なしの競馬。このメンバー相手なら力の差はないだろう。門別14勝のコース実績は他を断然圧倒しているし、鞍上は3週連続重賞を制覇している宮崎騎手。悲願達成は目前。

 カツゲキライデンは北海道スプリントCで6着。メイショウアイアンに続き地元勢では2番目にいい成績だったし、グランシャリオ門別スプリントでは0秒4差5着。今季はまだ未勝利だが、重賞で善戦しているように地元馬同士なら大きな差はないはず。警戒が必要。

 フジノパンサーの前走は向正面で窮屈な場面があって4角で大外を回る展開。それでも大きく崩れなかったところはこの馬の地力だろう。3走前のエトワール賞でソルサリエンテに先着。重賞でも力は足りるし、軽視は禁物。

 アップトゥユーの近走は見せ場は作るが、ゴール前でひと伸び欠くレースぶり。それでも牡馬の一線級相手に互角に渡り合っているところは評価していい。決して調子は悪くないし、あとひと押しあればタイトル獲得は可能。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 8→3 3→8 8→11 11→8 8→2 8→4 8→9