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■2019年10月24日
第6回 サッポロクラシックカップ(門別)
ヘイセイメジャーが2戦連続重賞制覇へ
ケイバブック  對馬 大樹

【結論】
 次週に他地区の交流重賞や、北海道2歳優駿が予定されていることもあり、今年も少頭数となったが、それでも実力馬が顔を揃えた。ヘイセイメジャーは唯一の重賞ホースで今回と同じ1200メートルで勝っている。条件面で有利だし、ここへ向けての調整も万全。重賞2連勝で更なる高みを目指す。アザワクはエーデルワイス賞で2着に敗れたが、勝ち馬と0秒1差なら悲観することはない。前走で1200メートルでもやれることを証明したし、牡馬相手でも好勝負を期待。エンジェルパイロは栄冠賞でヘイセイメジャーと接戦。この距離なら差はないし、立て直した今回は上位の一角へ。末脚強化で一戦毎にレース内容が良くなっているノーザンヴィグラス、1200メートルで3勝しているマナホクレレにも注意が必要。

【詳細解説】
 ヘイセイメジャーはイノセントカップで重賞初制覇。スタートを決めて好位で流れに乗ると、4角で一気に先頭に立ち、そのまま押し切った。デビュー以来の勝利だったが、栄冠賞2着、ブリーダーズGJC4着の力は伊達でなかったことを証明。デビュー当初から期待されていた素質馬。ベストの1200なら連続重賞Vも十分。

 アザワクはエーデルワイス賞で好スタートを切って自分のペースで進み、直線で先頭へ。理想的な競馬に持ち込みながら、最後交わされ2着なのだから、勝った馬を誉めるべきだろう。前走で1200でもやれるメドは立ったし、2歳牝馬の中ではトップレベルの実力を再認識。今回は牡馬が相手だが、初タイトルは時間の問題。

 エンジェルパイロの前走は最後の直線でひと伸び欠いたが、スピードタイプが揃った激しい先行争いの中で、大負けしなかったことは評価していい。栄冠賞ではヘイセイメジャーと0秒1差の接戦。このメンバー相手なら力の差はないし、少頭数になったのも歓迎材料。持ち前のスピードを生かせればチャンスはある。

 ノーザンヴィグラスはここまで6戦して2勝、一度も掲示板を外していない。1200メートルの持ち時計も一戦毎に詰めているし、まだまだ伸びしろは十分。前走の勝ち馬は強いが、この馬も末脚を強化してパワーアップしている。追い比べの展開になれば上位争いへ。

 マナホクレレは、前走、感冒で取り消したが、すぐに稽古を再開。体調面に問題はなさそう。イノセントCは期待に応えられなかったが、遠征帰りの一戦で見えない疲れがあったのかもしれない。オープン特別を勝っている3勝馬だし、あの一戦だけで評価は落とせない。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→7 7→4 4→1 4→2 4→8