おすすめ注目レース
■2020年5月14日
第58回 のじぎく賞重賞1 3歳牝馬登録馬サラ系3歳 定量(園田)
連勝街道驀進中のステラモナーク中心
"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優"

 木曜日のメインレースはグランダムジャパン3歳シーズン第7戦、のじぎく賞。今年はホッカイドウ競馬から1頭、大井から2頭、船橋から1頭、名古屋から1頭の他地区5頭を含むフルゲート12頭で争われる。そのなか本命はステラモナーク。現在重賞4連勝を含む5連勝中。すべてスピードの違いで逃げ切り勝ち。前走の菊水賞では距離の不安も問題なく5馬身差の圧勝。今回は同型馬もいるがこの馬の速さを活かせれば連勝を伸ばせそう。相手候補は休み明けを一度叩いて上積みが見込めるルナクレアと2歳時にはステラモナークに先着経験があるテーオーブルベリーの2頭。他には4連勝中の勢いがあるユウキラフェールや重賞で再三好勝負をしているバブルガムダンサー、安定した成績のジェネラルエリアがその後に続く。

ステラモナークは今年に入って重賞4連勝。その全てがスピードを活かした逃げで5馬身以上離して勝っている。デビューしてから大きく崩れたのはJRA馬が相手で自分の競馬ができなかった兵庫ジュニアグランプリだけ。特に前走の菊水賞では距離の不安が囁かれていたものの、ゲートを開けばその懸念材料は全く問題なく5馬身差の圧勝だった。この中間の調整もいたって順調で最終追い切りでは軽快な動きを披露していた。今回は同型馬との兼ね合いがカギになってくるが、今回のメンバーならいつも通りスンナリ先手を奪うことができそうなのでそのまま逃げ切ることができるだろう。なお、管理する新子雅司厩舎は今年に入って新春賞以外のすべての兵庫県重賞を制している。リーディング争いも2位に20勝差の独走状態。

ルナクレアはホッカイドウ競馬所属の馬。前走は約5ヶ月振りで今年初戦の競馬だったが、少頭数のスローペースのなか、直線ではシッカリとした伸び脚で3着と上々の内容だった。一度使ったことで上積みは見込めるので前走時よりも良い末脚を繰り出すことができるだろう。しかも今回は先行馬が揃っているのでこの馬には展開も向きそう。長距離輸送が最大のポイントになってくるが、そこさえクリアできれば好勝負可能だ。

テーオーブルベリーは昨年9月の園田プリンセスカップで園田コースを経験済み。その時は2着だったが、3着馬は上記のステラモナーク。その後は笠松のラブミーチャン記念を勝ち、東京2歳優駿牝馬と浦和の桜花賞で2着など重賞戦線で活躍をしている。前走の東京プリンセス賞は10着と大きく負けてしまい、そこから間隔もあまり無い状況なのが気になる材料ではあるが、今回は最内枠に入ったし、相性の良い川原騎手とのコンビも心強い。スンナリ前に取りつくことができれば巻き返しが十分に可能だろう。

ユウキラフェールは現在4連勝中。転入初戦はまだキャリアが浅かったし、直線だけの競馬で鋭い伸び脚で2着と能力の片鱗を見せていた。なので4連勝は当然の結果といっても良いだろう。特に前走は先行馬有利の馬場状態のなか、力で捻じ伏せる強い内容。そこから少し間隔が詰まっているので軽く流す程度の追い切りだったが、素軽い動きだったし気配も良い。今回が初めて一線級の馬との戦いになるが、能力的にはここでも引けをとらないので一気に主役に駆け上がってもおかしくない存在。

バブルガムダンサーは2歳時に門別の栄冠賞を勝ち、その後もホッカイドウ競馬や南関東などの重賞で好勝負をしている。4走前の平和賞では後に全日本2歳優駿を勝つヴァケーションや先日東京湾カップを勝ったマンガン等を相手に良い競馬をしていた。2走前の名古屋での若草賞では上記のステラモナークに完敗しているが、その時は休み明けの一戦だったので、その差は多少詰まるだろう。道中上手く脚を溜めることが出きれば好勝負可能。

ジェネラルエリアはデビューから掲示板を外したのは1度だけと堅実に走っている馬。特に名古屋に転入してからは梅桜賞4着、スプリングカップ2着、東海クイーンカップ3着など重賞で度々良い勝負を演じている。特に前走は2ヶ月振りの競馬で少し反応が鈍かった模様なので一度使って以前の様な渋太い競馬が可能だろう。今回は今までよりも相手関係は強化されるが、ここでも大崩れは無さそうだ。 



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 5→11 5→1 5→4 5→10 5→6
 初心者にオススメ!AI予想