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■2020年7月23日
第41回 王冠賞(門別)
ダービー馬アベニンドリームが二冠制覇へ
対馬 大樹

【結論】
 3歳三冠レース最後の一戦。今回は1800メートルが舞台だが、この距離で唯一勝っているのが北海優駿(ダービー)を制したアベニンドリーム。A3下の古馬を子供扱いにしたパフォーマンスは忘れられぬもの。3歳王者の力を見せて二冠制覇へ。相手は、まだ6戦のキャリアだが、底知れぬ強さを秘めるグレイトダージー。ここ2戦の内容は重賞でも通用するレベルだし、アベニンとの初対決に注目だ。北海優駿で3着と健闘したコパノリッチマンも門別では底を見せていないだけに注意。北斗盃の覇者レッドカード、BGJCを優勝したヨハネスボーイの底力も無視できない。連下候補で押さえたい。

【詳細解説】
 アベニンドリームは北海優駿(ダービー)で重賞初制覇を飾り、今年の3歳王者に輝いた。今回は1800メートル戦になるが、距離未経験馬が多い中で、2戦して2、1着の同馬には絶好の舞台といえる。ここまで順調な仕上がりだし、二冠制覇へ、視界は良好。

 グレイトダージーは2歳時は順調に使えず早めに休養して立て直しを図られた。まだ6戦のキャリアだが、新馬勝ちした素質馬で、ここ2戦は古馬相手に連勝。重賞初挑戦だが、潜在能力は北海優駿組にヒケを取っていない。アベニンを負かすならこの馬か。

 コパノリッチマンは重賞初挑戦で2000メートルを克服して3着。連勝は止まったが、3歳のトップメンバー相手にあれだけ走れたのは能力がある証拠。今回はJRAでも経験している1800メートルなら前走以上にやれていいだろう。好勝負を期待。

 レッドカードは直線伸びを欠き北海優駿は5着だったが、2000メートルの距離が長かったのも確か。2歳時に1700メートルの重賞で2着に来ているし、1800メートルならもう少し動けるはず。紅一点でも北斗盃を優勝した実力馬。ここなら前進可能。

 ヨハネスボーイは態勢が整わず、北斗盃と北海優駿は不出走に終ったが、昨年のブリーダーズゴールドジュニアカップ(H1)の覇者。連闘になるが、ひと叩きされた効果は大きいし、3歳戦なら実力差はない。軽視禁物。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→13 13→4 4→14 4→8 4→6