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■2020年12月29日
岐阜新聞・岐阜放送杯A3 特別サラ系一般 定量(笠松)
叩いた上積みでヤマニンフレッチェ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 取り消しとなったオルオルより1つ上の5歳だが、ヤマニンフレッチェも中央未勝利から転入してC級、B級を経てA級で活躍している馬。A級に直接編入される実績上位の馬も悪くないのだが、下から上がってくる過程を見るのも競馬の楽しみのひとつ。休み明けをひと叩きしたここは一変に期待してみたい。転入3走目キングリーフィスト、自己条件に戻るタイセイブラック、末脚堅実グローリーシーカーが相手。もう一頭、押さえるならエビスリアンか。

 ヤマニンフレッチェは結果こそ出なかったが、休み前は重賞に挑戦していた。馬体は減っていたが2走目の上積みはそれなりに。「まだ万全とは言えないが、ひと叩きの効果もあって気持ちは前向きになってきた。この条件ならいい勝負になるのでは」。

 キングリーフィストは前回在籍時には1600mC-1特別など3戦3勝。交流戦、2組で順当に着順を上げた。3走目でさらに!? 「前走も寸前まで食い下がっていたし、あの時計で負けたのなら納得。距離も苦にしないし、チャンスのありそうな顔ぶれでは」。

 タイセイブラックは空馬の恩恵もあったかもだが、2走前の勝ちっぷりはよかった。3組のこのメンバーなら巻き返し可能だろう。「前走は負けるべくして負けた条件。ここも簡単な相手ではないが依然として状態はいいし、前に行ってしぶとさを活かせれば」。

 グローリーシーカーは名古屋へ出張しても後方から追い込んで上位に来ているから大したもの。強行軍だが、出てくるからには。「相変わらずのレースぶりだが、しまいは確実に伸びてくる。この日程だから上積みはないが、うまく末脚を引き出せれば」。

 エビスリアンは2組で掲示板前後では物足りないが、前走なんかは展開のアヤもあったか。この顔ぶれなら軌道修正も可能では。「前走は積極策を選択したことで息の入らない競馬になってしまった。何かを行かせてという競馬ができればあんなことはないよ」。



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馬単 1→4 4→1 1→5 5→1 1→2 2→1 1→8 8→1
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