おすすめ注目レース
■2021年5月3日
第23回 かきつばた記念(指定交流)JpnIII オープンサラ系4歳以上 ハンデ(名古屋)
斤量増でも テイエムサウスダン
全国公営競馬専門紙協会事務局

◆中央馬

ベルダーイメル……未勝利を勝ち上がるのに6戦を要したが、ひとたび勝ち味を覚えると(4100)でオープン入り。前走では砂をかぶる競馬で結果を出しただけに評価せねば。よくよく振り返ると好走はすべて左回りだし、今回はひと息後にもなる。が、それを差し引いても当地が合いそうな脚質だし、ハンデも手ごろ。重賞初挑戦でも楽しみが勝る。

ノボバカラ……4歳春にオープン格となり重賞戦線へ。以後(53228)、その初っ端が2016年のかきつばた記念である。地方の交流グレード競走なら差のないレースができており、昨年のかきつばた記念2着に浦和・さきたま杯1着。9歳になった今年も大井・東京スプリントで0秒2差の4着に来ている。そう背負わされなかっただけに、相性のいい当地でもうひと押し。

ラプタス……黒船賞をぶっちぎって重賞初制覇を果たすと、返す刀でかきつばた記念も危なげなく逃げ切った昨年の覇者。今年も前走でオープン特別を快勝し、いいムードで臨む。モロさもないとは言わないが、前走のような競馬もできるし、未勝利条件だがひとマクリで勝ったことも。それに地方では比較的安心して見ていられる。昨年に引き続きトップハンデは仕方ないところ。だが、前走で58キロをクリアしたのなら何とかしてくれるのでは。

スマートセラヴィー……昨年8月に小倉の3勝クラスを勝つと、オープンクラスを1、2、1着。初めての重賞挑戦(根岸S)はホロ苦い結果に終わったが、東京コースは向かないのかも。今回は初めて地方に矛先を向けてきたが、いかにも当地向きの先行力の持ち主だけに、プラスに作用しそうな予感。こういう日程もお手のものなので。

テイエムサウスダン……初勝利は1200mだったが、2勝目以降はすべて1400m。兵庫ジュニアGP以来の重賞制覇となった高知・黒船賞の勝ちっぷりを見ると、地方の1400mなら相当な成績を残しそうな印象を受けた。前走から斤量は1.5キロ増となるが、ライバルも背負うし、自身も57キロで3歳戦だが昇竜S勝ちあり。馬格からもこなしてくれるのでは。

◆地方馬

メイソンジュニア……中央在籍時はファルコンS3着、NZトロフィー2着など芝の短いところを主戦場に良績を残す。6歳になって頭打ち感が見られると、活躍の場を地方へ。笠松GPこそ凡走したものの、東海桜花賞ではハナ差2着。地方レベルならまだまだやれるところを示した。ここは名古屋代表として中央馬を迎え撃つ。

ウラガーノ……中央のデビュー当初は2、1、1着で3歳オープンの端午Sに出走(14着)。その後は(11216)でキャリアハイは2勝クラスでの2着。兵庫ではA2で(1220)。笠松に来ると昨秋、秋桜賞2着に新設の3県交流・ベイスプリント1着と名古屋で好走した。今回は当地に転厩しての出走となるが、少しあく形になっており…。

ナリタミニスター……中央・地では未勝利(0312)、500万(0003)と結局勝てなかったが、地方に限れば(18245)。また中央時も含め(17548)と1400m主体で使われているのが印象的。前走も寸前で差されたが、1400m巧者らしいレースぶりをしていたと思う。暮れのJpn3兵庫GTでは0秒6差4着。今回はそれ以上を狙う。

ゴールドクイーン……中央在籍時の2019年にこのレースを逃げ切った快足牝馬。同年秋のJBCレディスクラシックでは2着に粘り込んでいる。その後いいところなく地方へ下りてきたが、前走でもスピードの程は示した。2走目の今回は違うはず?

サンデンバロン……中央未勝利からの転入で、5歳春からオープンで頑張っているベテラン。毎年、夏場は休養に充て、秋から春にかけて稼働する馬だが、ここ2年は未勝利なのが実情。前走も悲観する内容ではないのだが、オープン下での話である。このレースは10着、6着。それ以上を目指したいのだが…。

ケイアイテディ……1400mで逃げればオープンでもといったところを見せているが、当地レベルでの話。このメンバーに入っては自分の競馬をさせてもらえないだろう。今後の糧となればよしか。

エイシンハルニレ……笠松・新緑賞に盛岡の3歳重賞を2勝しているが、その後が…。気性的な問題が大きいというから厄介だ。今回は鞍上鞍下ともにグレード競走初挑戦。いい刺激にしたい。

◆レース見解
昨年の覇者ラプタス、そして昨年のラプタス同様、高知・黒船賞を勝って臨むテイエムサウスダンの首位争い。どちらかというなら1つ若く、前走がやけに強かった後者だが、前者もハンデは58キロ止まり。行き切れれば昨年の再現がありそうだ。とはいえ他馬より背負わされているのは事実。昨夏から一変した上り馬ベルダーイメル、休み明け3走目でメドをつけたノボバカラ、この厩舎らしい日程で臨むスマートセラヴィーも諦める必要はない。

◎(11)テイエムサウスダン
○(4)ラプタス
▲(2)ベルダーイメル
△(3)ノボバカラ
×(10)スマートセラヴィー



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 11→4 4→11 11→2 2→11 4→2 2→4 11→3 4→3 11→10 4→10
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