「北陸・東海チャンピオンシップ」と銘打って昨年から始まった愛知・岐阜・石川の三県交流重賞。笠松馬の申し込みはなかったが、金沢から2頭が参戦。ただ、ちょっとここでは?という面々だけに、名古屋馬の争いだろう。陣営が強気なのは速いサノマナ。前走が味な競馬だったタイガーアチーヴも力が入っている。が、馬券の中心はこれらを見ながら運べるナムラマホーホ。1400mは距離不足かもしれないが、この鞍上なら何とかしてくれるだろう。前記先行タイプが止まればグリグリグリタロウ、ブルーヘスター、タイキワンダラスが浮上しておいしい配当も。
◎(4)ナムラマホーホ…長めの距離を使われているぶんどうかだが、競馬のうまい馬だ。上積みはありそうだし、何とかなってもいい。「前走は馬場が合っていなかった印象があります。間隔があいていた影響もあったかもしれません。ひと叩きしてこの馬自身は上積みがあると思います」。
○(6)サノマナ…秋桜賞はバッタリ止まったが、陣営は意に介していない様子。テンの速さはピカイチ。普通の逃げならそのままか。「前走は他の逃げ馬を意識して仕掛けていったら、抑えが利かなくなってしまった。今回は地区交流レベルなので、違った対応をしたい。仕掛けなくても十分速いからね。中間はしっかり乗ってきたし仕上がりは文句なし」。
▲(8)タイガーアチーヴ…オープンでは逃げが条件かと思っていただけにびっくり。主戦はサノマナに乗ったが加藤聡一騎手とは(1000)だ。「2、3走前まではカイ食いが細かったが、今はしっかり食べて、それに見合った調教をこなせているし、馬体増もいい。前走はオープンで初めて逃げずに勝つ味な内容。騎乗経験のある鞍上だし、何とかチャンスをモノにしたい」。
△(10)グリグリグリタロウ…好位の良績は下級条件。上鞍では逃げが必須と思っていたら、2走前はいい脚で差してきた。不気味さあり。「間があきましたが、いい追い切りを消化できましたし、仕上がりは問題ありません。得意距離ですし、臨機応変に運びたいですね」。
×(2)ブルーヘスター…競馬がうまいとは言えぬが、7月1日戦がインパクト大。こういう距離の流れのほうが逆にハマったりしないか。「中1週だし、もともと強い追い切りは必要としない馬なので、マイペース調整。好調さを維持しているよ。速い馬がそろって展開そのものは向きそうだけど、道中どれだけ余力を残しながら追走できるかに懸かっていると思う」。
×(3)タイキワンダラス…ほおのき杯はともかく、2組の前走は何とかしてほしかった。とはいえ可能性を秘めた馬であるのは間違いない。「チャンピオンヒルズの坂路でしっかり乗って、向こうで追い切りも数本消化してきましたからね。直前の1本できっちり仕上がっています。マイル戦ぐらいがベストかもしれませんが、オープンに入っても見劣らない素質の持ち主ですよ」。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 4→6 6→4 4→8 8→4 4→10 4→2 4→3