| おすすめ注目レース |
"全国公営競馬専門紙協会事務局"
◆中央馬
◇ケイアイパープル…３歳４月とデビューは遅れたが、コツコツと勝利を重ねて４歳の夏に初めてのオープン勝ち。その後、大崩れすることなく重賞でも好勝負を重ねて、今年の佐賀記念と白山大賞典を制した実力派。馬場は違えど、昨年の名古屋ＧＰ２着馬だ。混戦になれば、その豊富なキャリアが生きる場面も。
◇ラーゴム…３歳時にきさらぎ賞勝ちも、皐月賞と日本ダービーは見せ場なく大敗。その後、芝２０００ｍのオープン勝ちがあるものの、芝の重賞では完敗が続いた。ただ、今年２月にダート路線み矛先を転じると、５月にオープン勝ちを果たし、白山大賞典と浦和記念で２着。ここに入っても遜色のない実績と言えるか。
◇ヴァンヤール…中央未勝利で名古屋に籍を移すが、すぐさま２勝を挙げて中央復帰。短期間で３勝クラスを勝ち上がり、オープンでも差のない競馬はできている。正直、重賞クラスでは…という感じは無きにしも非ずだが、まだ伸びしろが見込める年齢だ。古巣コースで楽しみは持っていい。
◇ペイシャエス…デビューから一貫してダートを使われ、ユニコーンＳ勝ち。ジャパンダートダービーでも２着と善戦。２走前の日本テレビ盃で１番人気４着と古馬の壁に当たった印象もあった、前走では古馬の強豪がそろったＪＢＣクラシックで３着。伸び盛りの３歳馬だ。初めての古馬重賞勝ちも視野に入る。
◇クリンチャー…８歳馬とあって往年の力を望むのは酷かもしれない。ただ、ダート重賞を４つも制している実績馬だし、久々を叩かれた上積みもあるだろう。そして、名古屋は名古屋大賞典を連覇しているゲンのいいコースでもある。すんなり行ける大外枠も魅力的で、軽視は禁物だろう。
◆地方馬
◇セイカメテオポリス…南関東の３歳クラシック路線を歩むも羽田盃５着、東京ダービーは13着と力不足を痛感。それでも３歳９月の戸塚記念を制して、コツコツと地力をつけてきた。今年10月の白山大賞典でケイアイパープルから１秒差の４着。自慢の末脚でどこまで。
◇ナムラアラシ…中央７勝の元オープン馬。実績では中央勢に対しても遜色はないが、９歳と年齢を重ねたし、前走の笠松オープンでも勝ち切れなかった。出来に関する問題はないだろうが、上位争いは厳しいと言わざるを得ない。
◇ウインハイラント…中央１勝馬で、名古屋に転じてから笠松の重賞・東海ゴールドカップ勝ち。前走で復活の勝利を挙げて本来の姿に戻った印象も、ここで勝ち負けうんぬんは言えない。ひとつでも上の着順を目指したい。
◇シンコーマーチャン…中央１勝クラス勝ちで、２勝クラスでは苦戦の連続。その後、門別と高知に転じて９勝を挙げたが、名古屋転入初戦の前走が大敗。年齢的に上積みも求められないので。
◇アンタンスルフレ…中央未勝利だったが、籍を移した名古屋と南関東で６連勝と地方馬場への適性を示した格好。その後伸び悩んだ時期もあったが、名古屋に再転入すると前走で金沢の重賞・北國王冠を制して初重賞制覇。勢いで対抗したい。
◇タニノタビト…中央１戦で名古屋へ編入。気性的に難し面があって伸び悩んだが、３歳春に本格化して東海３歳クラシック三冠を制覇した。ここ２走は他地区勢の壁に阻まれているが、まだ大きな伸びしろを秘める馬。楽しみは持ちたい。
◇タカジョー…中央１戦で見切りをつけて地方へ。それが契機となり、名古屋と南関東で７勝を挙げた。前走は格下の身ながら名古屋の重賞・東海菊花賞で３着。ただ、２走前の内容から中央馬が相手となると苦戦は必至か。
◆レース見解
ユニコーンＳを制しているペイシャエスは古馬の強豪がそろったＪＢＣクラシックで３着。まだ伸びしろが見込める３歳馬でもあり、ローテーション的にも叩き３走目で走りごろ。古馬の重賞初制覇に王手とみる。これを受けて立つ６歳馬ケイアイパープルは今年に入って地方重賞２勝と勢いでは負けていない。同様に叩き３走目になり、攻めの動きも良化の一途。逆転は十分か。割って入るならラーゴムだろう。重賞未勝利と上記２頭と比較すると実績で見劣るが、ここ２走は人気以上の走りを見せている。位置取り次第でアッと言わせるシーンも。８歳馬クリンチャーは伸びしろという点で見劣りは否めないが、久々を叩かれた上積みは十分か。すんなり行ける大外枠も魅力的で一変に注意すべき。以下ではヴァンヤールとセイカメテオポリスだが、ともに戦績はもちろん地力の面でもやや劣勢な立場。何かと恵まれないと。
◎(９)ペイシャエス
○(１)ケイアイパープル
▲(２)ラーゴム
△(12)クリンチャー
×(８)ヴァンヤール
×(３)セイカメテオポリス
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 9→1 9→2 9→12 9→8 9→3 1→9 2→9
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