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4日メインはオープン・スプリント特別。850mレコードホルダー・トンデコパが自信の登場

2022年12月03日

 先週11月27日(日)から始まった水沢競馬。開催替わり3日間を終えた率直な感想は"結構、荒れたなぁ"だった。それを数字で現わしてみた。

     1着 2着 3着
1番人気 16回 6回 2回
2番人気 5回 3回 6回
3番人気 3回 9回 5回
4番人気 5回 5回 2回
5番人気 2回 4回 4回
6人気下 2回 6回 14回

 1番人気は33回中16回が1着。この数字だけだと人気サイドで決着したかに見えるが、2番人気5回、3番人気3回、4番人気が5回。1着は上位4番人気以内で決まっているが、注目してほしいのは6番人気の3着14回。これが荒れた最大の要因だった。そして2着も6回。1着は2回と少ないが、2着以下の数字は結構多かった。

一方、連対脚質を見てほしい。これは主観が入るので大まかな数字だと思ってほしい。

   1着 2着 3着
逃げ 6回 7回 5回
先行 17回 13回 12回
差し 9回 12回 14回
追込 1回 1回 2回

 先行17回、差し9回は想定内だろうが、逃げ切りが6回。実は有力馬に逃げタイプが多かったが、苦戦を強いられた。特に29日(火)は逃げ切り2頭、先行4頭が1着に対し、差しの1着が5回。逃げ馬が完全に不利な一日だった。だから最終11Rはユノートルベルが逃げ切りを決めたが、これは高松亮騎手の頭脳作戦。思い切って逃げ、マイペースに落としたのが勝因。差し有利のイメージが強かったから、逆に逃げ切ることができた。連対脚質は流れ次第の条件がつくが、改めて馬場傾向は重要だと思った次第。

さて今週はどんな馬場になるか。中間に冷え込み、雪も降った。果たしてそれが今週の馬場にどう影響するか。いち早く把握したい。

4日メインはオープン馬による「スプリント特別」(水沢850m)。今回はスプリント戦の中でも最短の850m戦。水沢競馬ではただ一つワンターンの競馬。当然だが、距離適性が最重要ファクターとなる。

トンデコパは昨年12月、北海道3勝から転入。850m戦で豪快なまくりを決め、コースレコードを更新。スティルプリンスが保持した49秒3を0秒2短縮した。直後に南関東へ移籍して2戦使って再転入。岩鷲賞は11着に沈んだが、2戦目のターフ特別で3着確保。生涯初めての芝をクリアーしたが、続く準重賞・ハーベストカップ6着後、戦線離脱。今回は2ヵ月半ぶりの実戦となったが、先にも記したとおり850mは特殊レース。久々でも息が持つケースが多く、トンデコパも久々は絶対能力でカバーできる。

カタナは中央ダート1400m3勝、ダート1200m1勝。その後、大井、名古屋を経て転入。初戦は7着に終わったが、休み明けを叩かれた前走逃げて4着。これで通用のメドが立った。カギは未経験のスーパースプリント850m対応だが、中央時代もスピードが売り物。あっさりの可能性も十分ある。

シングンポラリスは大井1200m2勝から今年4月に転入。2戦目から4連勝を飾った。夏場に調子を崩したが、涼しい季節になって反撃。絆カップ3着、以降も4、3着。軌道修正に成功した。こちらも850m初めてだが、器用さも兼ね備えるタイプ。

トミケンキルカスは中央オープン、南関東A2から転入。年をまたいで4連勝をマークし、交流・OROターフスプリントでも3着。古豪健在を誇示した。前走5着は出遅れがこたえたもので度外視。差しに転じても鋭い脚を使い、不気味な存在となる。

セイペイシェンスは前走10着は1600mが合わなかったため。短距離戦でも逃げの手に出て、今回も主導権を握る公算大。すんなりなら粘りを発揮。

カッチャオは近走苦戦を強いられているが、水沢850m4勝2着2回と実績一番。ノーマークにできない。

◎(1)トンデコパ
〇(6)カタナ
▲(8)シングンポラリス
△(4)トミケンキルカス
△(7)セイペイシェンス
△(9)カッチャオ


<お奨めの1頭>
2R フィアレスデザイア

転入2戦とも出遅れてスタートがカギだが、破壊力一目。このメンバーなら1300m短縮でも突き抜ける

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