5月17日(水)の名古屋競馬メイン第12レースは「アベリア特別」(A級3b組、名古屋競馬場1400メートル)。
名古屋のA級3組は、すんなり収まらないことの方が多い。しかし、中央オープンから兵庫A1を経て転入した実績馬の◎7 エーシンマックス(牡7、錦見勇夫厩舎)がいれば、話は変わってくる。中央では芝の中距離が主戦場だったといえ、5勝を飾り、オープンまで上り詰めてみせた実力はダテではない。昨冬、兵庫転籍後は勝ち星を挙げられなかったが、レベル高い地区でのオープン特別で4走し、3度掲示板をキープ。力の片りんと言えるだろう。手探り面の残る名古屋初戦だが、手ごろな相手とも言えるA級3b組からのリスタート。条件妙味は大きい。ワンクラス違う力とプライドの走りをいきなり見せつけそうだ。
一番の相手は○4 ホウライマリーン(牝4、藤ケ崎一人厩舎)の高い先行力。ひと息入った1か月半ぶりの戦列復帰で仕上がり途上は否めない。ただ、【5・1・1・3】と最も得意とする1400メートル戦。マイル戦では甘さを見せるタイプだが、1400メートル戦なら自慢のスピードで突っ走っていい。
出走取消アクシデント後だが、▲2 ハイジャ(牡4、井上孝彦厩舎)も差はわずか。名古屋出張戦は【0・0・1・1】と連対実績はないが、地元のオープンで勝ち負けしているように、潜在能力の高さは折り紙付きだ。
注文の付くタイプだが、地力十分の△1 キクノサージ(牝5、川西毅厩舎)に、距離不足も末脚安定する△9 キービスケット(牝6、植松則幸厩舎)も連争いなら十分可能。
<おすすめの買い目>
馬単 7→1・2・4・9(4点)
3連単(1軸流し) 7→1・2・4・9(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)