6月22日(木)の門別競馬メイン第11レースは、「第3回ヒダカソウカップ」(3歳以上牝馬、門別競馬場内回り1600メートル)。
ここはJRAオープンから転入2戦目の大器、◎5 ビービーバーレル(牝4、角川秀樹厩舎)が素質の違いを見せつけそうだ。その実績は前走の転入初戦時に詳しく触れたので割愛するが、昨夏3歳で果敢に挑んだブリーダーズゴールドカップJpnIII(門別2000メートル)3着の実績は、この顔ぶれなら圧倒的。転入初戦だった前走はプラス26キロと多少の重め残りもあり、JRA元準オープンの実力馬バンブーリバプールにゴール寸前で捕まってしまったが、あくまでも転入後最初の目標レースはこのヒダカソウカップだ。ひと叩きされて型通り絞れてくるだろう転入2戦目、しかもよりスピードが生きる内回り1600メートルへのコース替わりとなれば、陣営としてはまさに「負けられない」という思いだろう。9頭の少頭数で道中の紛れもほぼ心配なさそうだし、実績からただ1頭「57キロ」を背負う点が唯一、気にはなるところでも、ベストが500キロ前後の大型馬なら杞憂に終わるはず。持ち前の速力で、地方での重賞初Vが有望とみる。
前年覇者の○6 ジュエルクイーン(牝5、田中正二厩舎)は、3歳だった一昨年もルージュロワイヤルの2着に食い込んだ相性抜群の一戦。5歳となった今季もまったく衰えなど見せず、コスモバルク記念・赤レンガ記念とも王者オヤコダカの3着と古馬トップレベルの実力を示し続けている。前走から手綱を任された五十嵐冬樹騎手は旭川での成績が抜群だった通り、小回りでの駆け引きやテクニックには一日の長がある。JRAオープンからの転入馬が目標となる構図なら、そのハートは大いに燃えていることだろう。肉薄に期待する。
人気2頭が上位の見立てだけに、あまり点数は増やせない。ここは◎○の折り返しから、岩手からの遠征馬▲2 ユッコ(牝5、佐藤雅彦厩舎)、差し脚通用の△3 ユウユウ(牝5、林和弘厩舎)に、△4 ステファニーラン(牝5、松本隆宏厩舎)、自分のペースで行ければ侮れない3歳馬△9 ハタノフォルトゥナ(牝、安田武広厩舎)を3連勝式のヒモ穴で押さえる。
<おすすめの買い目>
馬単 5→6 6→5(2点)
3連単(フォーメーション) 5・6→5・6→2・3・4・9(8点)
(文/ひだか)