7月7日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「藤前干潟特別」(C級1組、名古屋競馬場1600メートル)。
前走のC級1組特別でともに勝ち負けを演じた◎1 キングシャーロック(牡4、瀬戸口悟厩舎)、○9 メイショウコッコ(牝4、坂口義幸厩舎)が強力な2強を形成する。前走ではメイショウコッコがキングシャーロックをゴール寸前、クビ差捕らえて勝利したが、展開のアヤが大きく影響したのではないか。内枠スタートで道中脚を温存できたメイショウコッコに対し、キングシャーロックは後方から大外を一気の仕掛けでまくる強引なレース。それがラストの末脚の差に現れたとも言えた。前走あった斤量差は1キロ減ったのもキングシャーロックに有利な材料。前走、負けて強しの競馬内容だったキングシャーロックを上位視した。
もちろん、再度ロスなくスムーズなレース運びを見せれば、勝って同条件で臨めるメイショウコッコの連勝も十分だ。
好調度魅力は▲6 アルコバッサ(牝4、竹下直人厩舎)。前走もセールスポイントの先行力をアピールして完勝の逃げ切りで鮮やかに仕留めてみせた。初の1組特別参戦に、当地初のマイル、さらに同タイプのライバルと不安材料も多いが、先制したときの粘りは折り紙付き。主導権が握れるかどうかが好走のカギになりそうだ。
勝ちみは遅いが、確実な末脚で成績が安定する△4 クピド(牡5、栗田和昌厩舎)に、過去の1組参戦では成績ひと息も地力派、△7 サンマルオーロラ(牝4、井手上慎一厩舎)も3連単候補に欠かせない。
<おすすめの買い目>
馬単 1→9 9→1 1・9→6(4点)
3連単(フォーメーション) 1・9→1・9→4・6・7(6点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)