レース展望・予想
■2021年06月29日
スピードの違い見せるかネオアマゾネス「日本海スプリント」(金沢競馬)

スーパースプリントシリーズ(SSS)2021のトライアル最終戦「第4回日本海スプリント」(東海・北陸地区交流、金沢競馬場900メートル)が、6月29日(火)に開催される金沢競馬メイン第12レースで行われます。7月21日に船橋で行われるファイナルの習志野きらっとスプリント(1000メートル)への優先出走権をかけて、名古屋と金沢の快速自慢たちがワンターンの電撃戦でスピードを競います。

トライアルのスーパースプリント賞でコースレコードを更新し、連覇を目指していたフェリシアルチアが出走を回避したのは残念ですが、◎4 ネオアマゾネス(牝4、松野勝己厩舎)が地元勢の期待を背負って登場します。前走の徽軫(ことじ)賞では、好スタートを決めてハナを主張すると、競り駆けてきたフェリシアルチアを逆に競り落とし、4コーナーでは追い上げてきたハクサンアマゾネスも寄せ付けず、最後まで押し切ったスピードには驚かされました。その後は1カ月ほど滋賀県に放牧に出されて、帰厩した6月中旬からここを目標に急ピッチで乗り込まれています。転厩したこともあって今回から吉原寛人騎手とのコンビになりますが、ダッシュ良くゲートから飛び出して先手を主張することができれば、再び追いすがる相手を振り切って、最後まで突っ走ってくれそうです。

名古屋から4頭が遠征してきましたが、なかでも○8 ケイアイテディ(牡6、名古屋・今津博之厩舎)が一番スタートダッシュが速そうです。中央1勝馬で4歳夏に移籍した川崎ではC1で1勝しかできませんでしたが、5歳春から名古屋へ転入するとスピードに磨きがかかり、1400メートル戦ならA1クラスでも先手を奪って勝ち負けする快速ぶりを見せています。前走は先手が奪えず好位3番手からのレースになっても2着は外しておらず、臨機応変に対応できる器用さもあります。逃げるネオアマゾネスに外からプレッシャーを与えながら食い下がっていければ、直線競り勝つシーンがあるかもしれません。

▲2 ニュータウンガール(牝4、名古屋・角田輝也厩舎)は、3歳時に重賞5連勝で東海ダービーを制して東海3歳勢の頂点に立っており、金沢には昨年のMRO金賞(2着)以来2度目の登場になります。今春に名古屋へ移籍してから条件戦で勝ち切れないレースが続いているのは気になりますが、ここ目標に追い切りのピッチを上げて乗り込みを強化してきました。金沢コースをすでに経験しているのは有利で、逃げた馬を見ながら2、3番手からレースを運ぶことからできれば、これまで数々の交流重賞で培った底力で直線抜け出してくるかもしれません。

△6 ウラガーノ(牝7、名古屋・角田輝也厩舎)は元中央3勝馬で、名古屋の1400メートル戦で争われたベイスプリントで重賞勝ちを飾っています。前走から中1週のうえに、久々の短距離戦がどうかですが、馬体を並べて追い比べになれば勝負強さを発揮しそうです。

地元勢では△3 ネクサスエッジ(牝4、中川雅之厩舎)も調子を上げています。2走前のスーパースプリント賞で2着に伸びてきた走りができれば再び連絡みもありそうです。

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馬単(マルチ) 4⇔8・2・6・3(8点)
3連単(フォーメーション) 4→8・2・6・3→8・2・6・3 8・2・6・3→4→8・2・6・3(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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