重賞レース直前情報 |
9月23日(祝・月)に船橋競馬場で、第66回日本テレビ盃JpnII(3歳以上・1800メートル・16時05分発走予定)が行われます。JRAからはヒラボクラターシュ、アポロケンタッキー、ロンドンタウン、クリソベリルが出走。地方他地区勢はキタノイットウセイ(笠松)ら3頭が遠征。地元南関東勢はノンコノユメ(大井)ら4頭が迎え撃ちます。11頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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2018年はケイティブレイブ→アポロケンタッキー→サウンドトゥルーの順で人気通りの決着。着順は入れ替わっているが、17年と同じ3頭が上位を占めた。めずらしい現象とはいえ、いずれも前走が帝王賞JpnIであり、地力、実績ともに上位だったことは間違いない。同じ年の帝王賞JpnIで5着以内だった馬は中心視できる。ただ、それ以前の年ではアウォーディー(16年)やサウンドトゥルー(15年)が上がり馬的な存在で、実績馬を打ち負かしている。後のGI/JpnIでも通用するような馬は、いきなり好勝負になるが、基本的には人気サイドで決まる堅いレースだ。
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JRA所属馬短評
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ヒラボクラターシュは4月のアンタレスステークスGIII・8着以来の実戦。中央の重賞ではやや苦しい感じだが、時計がかかる地方では十分戦える。ただ、今回はJpnII。実績は中央勢の中では最も劣る。
アポロケンタッキーは2017年にこのレースを勝利しており、昨年はケイティブレイブの2着だった。左回りは安定した走りを見せており、今年もマークは必要だろう。
ロンドンタウンも5月の平安ステークスGIII・12着以来の休み明け。その前はマーチステークスGIII・2着、アンタレスステークスGIII・3着と好走しており、大敗後でもあまり気にする必要はないだろう。左回りもソウル競馬場のコリアカップで圧勝しており、問題ないイメージがある。
クリソベリルは前走ジャパンダートダービーJpnIを人気に応えて完勝。無傷の4連勝を飾った。やはり同じ3歳世代では力が抜けている。今回、古馬との初対戦となるが、しっかりと勝利しておきたいメンバー構成だ。
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地方所属馬短評
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ノンコノユメ(大井)は地方転入後、帝王賞JpnI・3着、サンタアニタトロフィー1着と好走。元々地力はあるとはいえ、オメガパフュームとチュウワウィザードに迫った内容は立派だ。本質的には小回りは割り引きなので、その分のリスクは覚悟しなければならないが、レースっぷりには注目だ。
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予想のポイント
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中心はクリソベリル。休み明けで目標は次走以降になるが、ここは地力で押し切り秋のGI/JpnIシリーズを盛り上げてほしいところ。2番手争いは熾烈。アポロケンタッキーが若干リードもロンドンタウンやノンコノユメも差がない。
※船橋競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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