重賞レース直前情報
■2019年10月29日
第37回ゴールド争覇(名古屋)

10月29日(火)に名古屋競馬場にて、第37回ゴールド争覇(3歳以上・1400メートル・16時00分発走予定)が行われます。2006年を最後に休止されていた重賞でしたが、一昨年から地方全国交流競走として復活。今年は北海道、大井、兵庫、高知から各1頭がエントリーしてきました。そのメンバー構成は昨年以上の陣容。となると、名古屋競馬場の適性があるかどうかを推理の要素として重視する手があるかもしれません。

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    過去の傾向
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過去2回のゴールド争覇、およびそれ以前の同時期に実施された1600メートル以下のA1クラスのレースを含めて、過去5年分の結果をみていく。1番人気は3着以内に入線。過去2年の連対馬は、2走前までに重賞を制していた馬と、近2走とも連対していた馬の組み合わせになっている。過去2年とも、連対馬は愛知所属馬と遠征馬の組み合わせで、3着には愛知所属馬が入っている。過去5年の3着内馬はすべて、2走前までに連対実績があった。

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    出走馬短評
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ブルーウィザード 大井からの遠征馬で、母の全兄が帝王賞GI馬のコンサートボーイ。現在7戦連続で3着以内と好調だが、タイプ的に小回りコースは微妙かもしれない。

キクノソル 兵庫からの遠征馬。JRAで5勝を挙げ、昨年の兵庫移籍後も重賞戦線で好走。しかし今回は休養明けで、しかも初の短距離戦では厳しい戦いになりそうだ。

ポルタディソーニ このレースでは一昨年は3着で、昨年は7着。最近の成績は良好でも展開に左右されるタイプだけに、今回も無理なく先行できるかどうかが課題となる。

サンデンバロン 昨年のこのレースでは9番人気で2着に入っており、全体的に大崩れが少ないタイプ。しかし今年は休養明けという点がマイナス材料といえるだろう。

ソイカウボーイ 北海道からの遠征馬。休養明けの前走で2着に入り、右回りのダートでの3着内率100%をキープ。今回は遠征競馬で相手強化だが、スピード的に侮れない。

エムエスクイーン デビューから11連勝で東海ダービーを制したが、古馬重賞の名港盃では大敗。前走のA1戦では好位差しのかたちで2着に入ったが、今回の相手は強力だ。

ストーミーワンダー 昨年のこのレースでは5着だったが、それ以降に本格化して、今年は重賞を5勝。この距離は適性的に短いかもしれないが、今の勢いなら克服する可能性が考えられる。

メモリーフェーブル 初の重賞出走だった前走の秋桜賞では、差し脚をいかして2着。今回も展開次第だろうが、今回も逃げ先行タイプが多いメンバー構成となっている。

ケイマ 高知からの遠征馬。JRA時に条件交流戦を含む4勝を挙げ、高知移籍後は逃げ先行で5戦5勝。それでもJRA時に好位差しで勝利を挙げている点は強調材料といえるだろう。

サムライドライブ 世代限定戦では13戦連続で連対したが、それ以後の古馬混合戦ではいまひとつ。それでも今春以降は5戦連続連対中だが、今回は休み明けが課題となる。

オールージュ JRA未勝利から愛知に移り、大崩れが少ない成績でA級入り。最近の成績も良好だが、この距離では時計的に厳しい感が否めない。

メモリートニック 昨年のこのレースは逃げて3着に粘ったが、最近は逃げの手に持ち込めないことが多々。それでも大外枠から流れに乗れれば、今年も善戦できるかもしれない。

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   レースの狙い
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逃げ先行タイプが多い顔ぶれなら、好位差しのかたちも取れるケイマに期待。ストーミーワンダーも流れに乗れそうで、4連勝中の勢いを含めて対抗に据える。ブルーウィザードは名古屋コースが微妙だが、展開ひとつで上位争いに加わりそう。ソイカウボーイは競らずに先行できれば粘り込む可能性が出てきそうだ。堅実に差を詰めてくるメモリーフェーブルにも要注意。エムエスクイーンは相手が強いが、今回も好位づけのかたちが取れれば善戦以上が狙えるかもしれない。


ゴールド争覇(SPI)オープンの出走表はこちら

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