10月13日(日)に盛岡競馬場にて、第39回若駒賞(2歳・ダート1600メートル・17時10分発走予定)が行われます。今年の出走馬7頭のうち、岩手でデビューしたのは2頭だけで、そのほかの5頭は北海道からの移籍組。それでもJRA認定戦を制していない馬にとっては、この一戦はその資格を得るチャンスになります。ただ、岩手で3戦3勝という馬が強力。そして台風の影響を含めて予想する必要があるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3着以内に入線。1から3番人気のうち2頭が3着以内に入り、4番人気以下が3着以内に1頭だけ入るという点が共通している。連対馬はすべて、通算2から5戦を消化していた。ビギナーズカップで3着以内だった馬が3着以内に1頭だけ入っている。山本聡哉騎手が過去5年とも3着以内に入っているというデータもある。
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出走馬短評
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エイシンハルニレ 門別のデビュー戦は3着だったが、続く2戦目でJRA認定戦を勝利。しかしその後は苦戦が続き、それでも岩手移籍後は2戦とも上々の成績を残している。
ヨシノフローラ 門別でのデビュー戦は2着だったが、それ以降のJRA認定戦では大敗して、一般戦では善戦まで。岩手初戦の前走で初勝利を挙げたが、その時計は平凡だった。
グランコージー 芝のデビュー戦を逃げ切って、続く2戦はダートで連勝。いずれもスピードで押し切っている内容ならば、雨の影響で馬場が軽くなるのも歓迎だろう。
ホンコンノワール 門別のデビュー戦で勝利を挙げたが、その後は勝ち馬から差のある敗戦。今回が岩手初戦となるが、善戦以上までは厳しいかもしれない。
ナーリー 門別のデビュー戦で2着に入り、続く2戦目は大敗したが、岩手移籍初戦の前走でJRA認定戦を勝利。時計的には微妙だが、流れ込みなら狙えそうだ。
ラブロック 水沢のデビュー戦を圧勝し、その後は盛岡で3着と4着が各2回。ひと押しに欠ける感は否めないが、軽い馬場で変わり身を見せる可能性は考えられる。
ウイラニ 門別の一般戦で勝利を挙げたが、JRA認定戦では差のある敗戦の連続。前走の岩手初戦では勝利を挙げたが、その前走が馬体減だった影響と、距離延長が心配だ。
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レースの狙い
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この顔ぶれなら、3連勝中のグランコージーがスピードで押し切れそう。相手は混戦だが、前走後の上積みが見込めそうなナーリーを筆頭に推す。ラブロックは底力に欠ける感が否めないが、ここでも流れ込みが狙えそう。岩手での2戦で善戦して
いるエイシンハルニレも押さえたい。ホンコンノワールは転入初戦でどうかだが、時計がかかる展開になれば善戦も。
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