重賞レース直前情報 |
10月17日(木)に名古屋競馬場にて、第58回ゴールドウィング賞(2歳・1600メートル・16時25分発走予定)が行われます。一昨年はサムライドライブ、昨年はエムエスクイーンがデビューからの連勝を継続する勝利を挙げましたが、今年も連勝中の馬が1頭。しかし近走成績が良好という馬が多く、さらに逃げ先行タイプが多いのも気になるところ。今年は伏兵が台頭してくる余地があるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は4連勝中で、最近3年は3着以内が4番人気馬までとなっているが、5年前は6→5→8番人気の順で入って波乱となった。優勝馬はすべて、2走前までに勝利。3着内馬15頭のうち14頭は通算4戦以上を経験しており、例外は一昨年の勝ち馬サムライドライブ(3戦3勝)だけとなっている。3着内馬15頭のうち、ゼッケン1から3番で3着以内に入ったのは一昨年の2着馬だけ。連対馬10頭のうち8頭がゼッケン5から8番だった。
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出走馬短評
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エムエスオープン 800メートルで2勝を挙げて、距離延長の3戦目は3着だったが、4戦目を大差勝ち。最近2戦は善戦までだが、素質的に無視できない存在だ。
インザフューチャー 6月末のデビュー戦を圧勝し、休み明けの前走でJRA認定戦を勝利。タイプ的に距離延長は心配だが、まだ底を見せていない感はある。
フクダイトウリョウ 3戦目に初勝利を挙げて、続く4戦目は5着だったが、5戦目の前走は後方から差して3着。スピード的には劣勢だが、前崩れの展開なら出番がありそうだ。
ヒーローニシキ ここまで7戦1勝でも善戦傾向を見せているが、時計が速くなると厳しいという状況。距離延長はプラスだろうが、ここでは善戦以上までは見込みにくい。
メモリーソウル 800メートルでは2戦とも2着で、1400メートルの3戦目で初勝利。しかしその後のJRA認定戦では後方のまま。母は愛知所属で活躍したが、成長待ちというところだろう。
テクノディーバ 通算4戦目の前走で初勝利を挙げたが、時計的には平凡。体重が減少傾向にあるのも心配で、ここでは厳しい戦いを強いられそうだ。
メタリフェル デビュー戦は6着だったが、2戦目以降は3戦連続で連対。しかし今回は一気の相手強化で、前走が圧勝でも強調しにくい感がある。
ビックバレリーナ デビュー戦を圧勝したが、その後はJRA認定戦で2走ともに善戦まで。それでも地力的には上位といえそうで、距離延長がプラスになる可能性もあるだろう。
ユーセイシューター 6月中旬のデビュー戦を勝利して、続く7月下旬の2戦目で体重が24キロも増加。その後も体重が増えている状況なら、この相手でも善戦できるかもしれない。
そのほか、グラムロック、ミラクルキャッシュ、ダンスヘイローが出走する。
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レースの狙い
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キャリア不足は気になるが、前走を好時計で制したインザフューチャーに期待。先行してしぶといビックバレリーナを相手筆頭に指名する。フクダイトウリョウは差し脚堅実で展開的にも恵まれそう。先行力があるエムエスオープンにも警戒したい。ユーセイシューター、ヒーローニシキは力量的に微妙だが、前崩れの展開になれば上位まで。
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