11月3日(祝・日)にばんえい帯広競馬場にて、第40回北見記念(3歳以上・20時10分発走予定)が行われます。今季の古馬重賞は5戦実施され、のべ3頭が勝利。しかし2勝を挙げている2頭のうちオレノココロが今回は不在となっています。となると、コウシュハウンカイがトップハンデでも重賞3連勝と、このレース3連覇を成し遂げることができるかが焦点となりそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は2、3着各1回のみ。5年前は6→5→1番人気、4年前は7→2→4番人気、一昨年は3→4→6番人気の順で決まっている。3着以内馬は、15頭中10頭が7歳以上でベテランが活躍する傾向。3走前までに、重賞で4から5着に入っていた馬が1頭以上連対している。連対馬10頭はすべて当日の馬体重が1080キロ以上というデータもある。
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出走馬短評
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アアモンドグンシン 今季世代限定重賞では善戦傾向だが、古馬一線級相手での840キロは4歳馬にとって厳しすぎる。
ミノルシャープ 古馬路線に本格参戦となった今季は馬場が軽かった旭川記念で2着はあるが、詰めが甘い傾向。岩見沢記念では直線失速しており、さらに重量が増えるのは不安で、好天続きでは馬場も向かないだろう。
ゴールデンフウジン 近5戦では2勝を含め、すべて掲示板内を確保。岩見沢記念のレースぶりから、重い馬場での持久力勝負は疑問だが、持ち味をいかせば食い込める余地はある。
メジロゴーリキ 今季重賞では5戦して2、3着各2回、4着1回。特別戦を含めて、堅実に駆けていることからここでも大崩れするシーンは考えにくい。
センゴクエース 今季は北斗賞を制しており、実績は上位。しかし、8月以降は苦戦が続いており、その状況ではここで一変があるとは考えにくい。
ソウクンボーイ 最近3戦はすべて連対と好走。しかし重賞に入ると、今季4戦して6着が最高という成績では少々厳しいかもしれない。
コウシュハウンカイ 一昨年、昨年とこのレースを連覇し、今季は9戦してすべて3着以内と安定感抜群。今回は最大40キロ差のトップハンデだが、ばんえいグランプリ、岩見沢記念に続く重賞3連勝が期待できる。
シンザンボーイ 例年、秋口の成績は良好で、今季はばんえいグランプリ、岩見沢記念とも3着に健闘。昨年のこのレースは5着に敗れたが、相手関係的に上位を狙える。
その他、カンシャノココロが出走する。
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レースの狙い
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コウシュハウンカイはトップハンデ880キロでもこの相手関係なら3連覇が濃厚とみる。シンザンボーイは好走続きの近況から上位争いに加われる。堅実駆けメジロゴーリキにも要警戒。ゴールデンフウジンとセンゴクエースは障害次第だが、スムーズなら上位進出のシーンもありそうだ。
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