重賞レース直前情報
■2019年11月10日
第46回南部駒賞(盛岡)

11月10日(日)に盛岡競馬場にて、第46回南部駒賞(2歳・ダート1600メートル・18時10分発走予定)が行われます。今年は出走11頭のうち6頭が北海道からの遠征馬。一昨年(前回)は3着まで北海道所属馬の独占となりましたから、今回は地元勢の巻き返しに期待したいところです。その出走メンバーを見ると、北海道と岩手の双方に実績がある馬が複数。上位拮抗の激しい争いが見られそうです。

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    過去の傾向
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実施されなかった昨年を除く過去5回の結果をみていく。1番人気は4勝、2着1回。5から7番人気の馬が3着以内に1頭だけ入っているのが特徴的だ。2走前までにダート戦で2着があった馬が1頭だけ連対。北海道所属馬が3着以内に1から2頭入っているが、優勝は岩手が4回、北海道が1回となっている。このレースまでに7戦以上を消化していた馬が3着以内に1頭だけ入っているというデータもある。

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    出走馬短評
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シンボ 北海道からの遠征馬。門別では一般戦での1勝だけだが、盛岡では芝とダートでともに2着。前走の知床賞は外を回って2着だったが、ここでも首位争いが見込めそうだ。

スティールペガサス 北海道からの遠征馬。1000メートルと1700メートルで勝利しているが、重賞では3回とも差のある敗戦。ただ、タイプ的にコーナー2回のマイル戦が合う可能性がある。

ノーザンヴィグラス 北海道からの遠征馬。JRA認定戦を2勝して、過去7戦とも5着以内。今回は距離延長が課題となるが、ここでも相手なりに走れるかもしれない。

グランコージー 6月に芝のデビュー戦を圧勝し、その後はダート戦でJRA認定戦、若駒賞を勝利。ここでもそのスピードを発揮できれば、5連勝が十分に考えられる。

ナーリー 門別で2戦してから岩手に移り、盛岡のダート1400メートルでJRA認定戦を勝利。しかし続く若駒賞が好位のまま4着という内容では、ここに入ると厳しいだろう。

カスタムオーダー 北海道からの遠征馬。3戦目の一般戦で圧勝し、5戦目の前走でJRA認定戦を勝利。今回は距離延長が課題になるが、差し脚発揮には要警戒だ。

ホンコンノワール 門別でデビュー戦を制したが、その後の4戦は差のある敗戦。それでも岩手初戦の若駒賞では、しぶとく差を詰めて3着に入った。

ダルマワンサ 門別では6戦して一般戦で1勝を挙げ、その後は笠松でJRA認定戦を勝ち、準重賞でハナ差2着。今回は岩手移籍初戦だが、ここでも差し脚が届く可能性がある。

モリノブレイク 北海道からの遠征馬。デビュー戦は9着に敗れたが、その後は6戦連続連対。前走の平和賞は展開が合わず5着だったが、今回の顔ぶれなら改めて注目が必要だろう。

ドラゴンツリー デビュー戦と2戦目は差のある敗戦を喫したが、3戦目で勝利を挙げて、2走前の芝1000メートルでJRA認定戦を勝利。ただ、今回は条件的に厳しそうだ。

マルベルタ 北海道からの遠征馬。過去の2勝はいずれも一般戦で、過去の7戦はすべて1200メートル以下。その成績では強調しにくい感がある。

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   レースの狙い
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シンボは中1週で再度の輸送という点が気になるが、外を回って2着だった前走の内容ならばチャンスがありそう。グランコージーは4連勝中の勢いが魅力で、引き続き注目できそうだ。モリノブレイクは中10日での再輸送だが、地力発揮なら勝機まで。差し脚があるカスタムオーダーも押さえたい。ダルマワンサは転入初戦でどうかだが、前がもつれる展開になれば台頭する余地が出てきそう。転入2走目のホンコンノワールを連下の穴として挙げておきたい。


南部駒賞(M1)(スズカコーズウェイ賞)2歳の出走表はこちら

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