重賞レース直前情報
■2019年11月14日
第60回 東海菊花賞(名古屋)

11月14日(木)に名古屋競馬場にて、第60回東海菊花賞(3歳以上・1900メートル・15時40分発走予定)が行われます。今年は船橋、大井、金沢、兵庫、佐賀から遠征馬が参戦し、そのうち2頭はダートグレードレースで優勝歴があるという実績馬。地元東海地区勢にも重賞勝ち馬を含めた実績馬がいますが、賞金が上がったことで相手関係が厳しくなったということになるのかもしれません。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気馬は最近3年で勝利。それ以前の2年は2番人気馬が勝利しており、2着馬は3番人気以下という組み合わせになっている。2走前までにダートグレードレースに出走していた馬が1から2頭連対。2から3走前に地元の古馬A級戦で3着以内に入っていた馬が1頭だけ連対している。ゼッケン9から12番の馬が3着以内に1頭だけ入っているというデータもある。

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    出走馬短評
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タンクティーエー 金沢からの遠征馬。2歳秋にJRAで勝利を挙げるも昇級後は苦戦したが、金沢移籍後は重賞を勝ち、ダービーグランプリで2着。しかし今回の相手は強力だ。

ジューンシェイカー JRAでは9戦とも大敗したが、愛知移籍後は27戦13勝で、3着以内が22回。今回は初の重賞だが、今の勢いなら侮れない。

ポルタディソーニ 重賞3勝のうち2勝が1900メートルだが、昨年のこのレースでは5着。今回も先行してしぶとい面をどこまで発揮できるかというところだろう。

メモリージルバ 最近の好走は笠松競馬場に偏っていて、名古屋では2016年2月を最後に勝利なし。休養明け3戦目でも、ここでは厳しい戦いになりそうだ。

キクノソル 兵庫からの遠征馬。今年1月の新春賞で2着に入ったが、その後は苦戦続きという状況。今回は休み明け2戦目で適距離となるが、一変までは厳しいかもしれない。

キングニミッツ 船橋からの遠征馬。北海道所属時は3歳三冠すべてで2着または3着に入り、南関東の重賞では3着3回。ここでも相手なりに走れる可能性が考えられる。

グレイトパール 佐賀からの遠征馬。JRAの重賞を2勝した実績は断然で、地元戦では敵なしの状況。オグリキャップ記念は4着だったが、名古屋コースなら対応できるだろう。

ディアドムス 大井からの遠征馬。JRA時に北海道2歳優駿JpnIIIと全日本2歳優駿JpnIを勝ち、南関東で重賞を2勝。最近3戦は大敗でも、冬に走るタイプだけに侮れない。

エイシンセラード JRA時に4勝を挙げたが、オープンと重賞では苦戦。楽に先行できるのが好走の条件となっているようで、同型不在のメンバー構成は有利といえる。

ヨミ 北海道でデビューしたが初勝利は水沢で、その後は南関東に移るも善戦止まり。愛知移籍後も大崩れが少ない成績が続いているが、今回の相手は強力だ。

そのほか、サンデンバロン、メモリートニックが出走する。

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   レースの狙い
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グレイトパールは笠松のオグリキャップ記念で4着だったが、佐賀と似たコース形状の名古屋競馬場なら先行策から押し切れそう。エイシンセラードは単騎逃げのかたちが取れそうで、粘り込みが期待できそうだ。キングニミッツはひと押しに欠けるが相手なりに走れるタイプでマークが必要。ポルタディソーニはここでも立ち回りひとつで善戦の可能性が考えられる。ディアドムスは苦戦続きだが、仕掛け次第で上位まで。連勝の勢いがあるジューンシェイカー、初の古馬混合戦でも地力があるタンクティーエーも押さえておきたい。


愛知県知事杯 東海菊花賞(SP1)3歳以上オープンの出走表はこちら

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