重賞レース直前情報
■2020年02月06日
第37回ウインター争覇(笠松)

2月6日(木)に笠松競馬場にて、第37回ウインター争覇(4歳以上・1800メートル・15時45分発走予定)が行われます。昨年は5→9→7番人気の順で入る波乱となりましたが、今年は上位拮抗という感がある10頭立て。当日は気温が低く、馬場の砂は乾燥する可能性が高いでしょう。そのなかで各馬はどのように立ち回るのか。差し脚を長く使えるタイプが台頭するシーンも考えておきたいところです。

 ------------------------------
    過去の傾向
 ------------------------------
過去2年の同レースと、それ以前の同時期に行われた東海クラウン(1800メートル)を対象に結果をみていく。昨年は波乱となったが、それ以前は4年連続で1番人気馬が連対。ただし、2年前と3年前は2着に6、8番人気馬が入っていた。前走が3から5着だった馬が1頭だけ連対。重賞として実施された過去2年の連対馬は、すべて前年の東海ゴールドカップで3着以下だった。通算14から18勝の馬が1頭だけ連対しているデータもある。

 ------------------------------
    出走馬短評
 ------------------------------
キタノナシラ JRAのダートで初勝利を挙げたが、昇級後は13戦して3着以内はなし。その後は船橋でも大敗したが、笠松での2戦は好走。ただ、今回は距離延長が課題となる。

ヤマニンフレッチェ JRAでは未勝利だったが、笠松では24戦のうち5着以内が23回。しかし東海ゴールドカップが差のある9着では、今回も少々厳しそうだ。

チャイヤプーン 岩手ダービーダイヤモンドカップ、戸塚記念、ダービーグランプリを制した実績馬だが、約5カ月半の休養明けだった笠松初戦はクビ差の辛勝。それでも前走後の上積みは大きいだろう。

メモリージルバ 昨年のこのレースの優勝馬で、笠松の1800メートルでは8戦5勝、2着2回と大得意。しかし前回の東海ゴールドカップが出走取消では、11歳という年齢を含めて心配が残る。

ニューホープ 昨年の岐阜金賞を制し、ダービーグランプリは差のある敗戦を喫したが、前走の東海ゴールドカップを制覇。その走りを再現できれば首位争いが狙えるだろう。

サムライドライブ デビューから10連勝した素質馬も古馬重賞ではいまひとつだったが、前走のマイル争覇を逃げ切り勝ち。ただ、今回は岡部誠騎手が騎乗停止で乗り替わりとなる。

チェゴ 2歳時に笠松の牝馬限定重賞を2勝して、その後は北海道で3勝、船橋で2勝を追加。しかし最近3戦が大敗続きでは、休み明け2戦目での一変までは見込みにくい。

ドリームスイーブル 3歳時は春の重賞で2着4回も、金沢のMRO金賞を制覇。古馬重賞は未勝利でも、東海ゴールドカップでは一昨年が4着、昨年が3着と善戦している。

ストーミーワンダー 昨年は金沢と園田を含めて、重賞5勝をマーク。その実績は上位といえるが、今回は休み明けと距離延長という点が課題になりそうだ。

そのほか、ハーリーバーリーが出走する。

 ------------------------------
   レースの狙い
 ------------------------------
チャイヤプーンは前走がきわどい勝利だったが、休み明け2戦目で負担重量減なら首位争いが十分。サムライドライブは今回も単騎逃げが叶えば粘り込みが期待できそうだ。メモリージルバは出走取消の影響が心配だが、笠松コースでの安定感を評価して3番手にマーク。約2カ月半ぶりの実戦でも地力があるストーミーワンダーも押さえたい。堅実に差を詰めてくるドリームスイーブルにも要注意。ニューホープは前走が恵まれた印象で、今回は3連勝式の候補までが妥当かもしれない。


ウインター争覇(SP3)4歳以上・オープンの出走表はこちら

齊藤修の予想にのる
 
 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。