10月18日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第43回ナナカマド賞(2歳・20時15分発走予定)が行われます。2歳馬にとって最初の重賞。昨年は7戦無敗のキョウエイリュウが障害4番手からアッという間に突き抜けて完勝。断然人気にこたえています。今年は牝馬3頭を含む10頭立てですが、5勝馬1頭、4勝馬2頭、3勝馬5頭で上位拮抗の様相。全馬にとって初の負担重量だけに、伏兵の台頭も考慮する必要がありそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着1回。17、18年は1、2番人気とも、そのほかの年はいずれかが連対している。毎年5番人気以下が3着以内に1頭以上入っているのも特徴的。3着以内馬15頭のうち牝馬は17年の1着馬のみ。青雲賞(牡馬限定)で1から5着だった馬が1から2頭馬券に絡んでいる。また17年を除けば、青雲賞に不出走だった馬も3着以内に1頭以上入っている。なお、前走1着馬が1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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シュトラール デビューから3連勝したが、7月以降はA級1組で大敗も多く、3着以内は2走前の2着のみ。ここは押さえまでの評価が妥当だろう。
シンエイアロー 新馬戦を逃げ切って圧勝したが、その後は特別戦を含め善戦まで。しかし2走前のA級2組で2勝目を挙げると、前走の1組では2着。ここも相手なりに走れる可能性がある。
レッツゴーリータン 持久力比べを制し新馬戦を勝利したが、その後は苦戦し、2勝目は降級してのB級2組。前走の勝利もA級3組では力量的に劣勢だ。
キタノダンディ 新馬戦はスタート後に不利があり4着も、2戦目から連勝し、通算3勝でも崩れの少ない成績。青雲賞は伸びを欠いて6着だったが、前走馬体重がメンバー中で唯一、1トン超というのは買い材料。前走内容からは復調も感じさせる。
アルジャンノオー 新馬戦、青雲賞などこの世代で目下最多の5勝をマーク。前走のA級1組は逃げて3着だったが、軽量牝馬2頭との切れ味勝負が向かなかった印象も。トップハンデでも首位が狙える。
フクフクライデン 前走の馬体重が930キロと小柄だが通算3勝を挙げ、青雲賞でも3着と善戦。早めに障害をクリアできればチャンスはありそうだ。
ネオキングダム はじめてA級1組を勝って臨んだ青雲賞はアルジャンノオーを1秒5差まで追い詰めて2着。通算4勝と実績もあり、今回は10キロ差を生かし逆転も一考できる。
アバシリサクラ 新馬戦を逃げて楽勝すると、A級1組を2勝。特別戦で結果が出ていないのは気になるが、牡馬相手でも力量的に引けを取らない。
そのほか、ショウワノチカラ、リアンドノールが出走する。
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レースの狙い
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アルジャンノオーは第1回能力検査の一番時計馬。青雲賞で障害ひと腰から逃げ切っており、負担重量増も苦にしないはず。世代最初の重賞ウイナーへ。青雲賞2着ネオキングダムが重量差を生かし逆転を狙う。アバシリサクラはアルジャンノオーに2度先着した実績。牝馬の好走例は少ないレースだが軽視できない。障害が立て直されたキタノダンディや、フクフクライデンの前残りにも警戒したい。
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