重賞レース直前情報
■2021年01月31日
第18回黒潮スプリンターズカップ(高知)

1月31日(日)に高知競馬場にて、第18回黒潮スプリンターズカップ(4歳以上・1300メートル・18時10分発走予定)が行われます。3レースある黒船賞JpnIIIの選考競走で唯一の地方全国交流戦。今年は兵庫から3頭、名古屋から2頭、岩手から1頭を含めた12頭での争いとなります。力量比較が難しいうえに、近2走で連対を果たしているのが9頭と好調馬揃い。難解な一戦と言えそうです。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は2勝、2着3回。3着以内はすべて5番人気以内となっている。1着馬は2走前までに勝利。2、3着馬も3走前までに勝ち星があった。外枠が優勢で、9頭立てだった一昨年は7番が3着で、8番が1着。それ以外の4年は10から12番が1頭以上連対している。近2年の連対馬は2走前までに重賞で連対。なお、同年の大高坂賞の1から3着馬が6頭馬券に絡んでいる。

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    出走馬短評
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スリラーインマニラ 昨年のこのレースの3着馬。その後は8月に建依別賞を制すなど大崩れの少ない成績で、前走のA級2組を早め先頭から突き放して快勝。ただ今回は騎手がテン乗りとなる。

ドライヴナイト 兵庫からの遠征馬で、昨年11月、JRAオープンからの移籍初戦を快勝。その後は重賞で4、3着だが、JRA6勝すべてがダート1400メートルで、距離と相手関係からは通用しそうだ。

エイシンエンジョイ 兵庫からの遠征馬。北海道で2歳時に3勝し、大井2勝から移籍した兵庫で本格化して重賞を6勝。連覇がかかった前走の白銀争覇では息が入らない逃げで6着だっただけに、ここも展開がカギになる。

アイアンブルー 笠松で4勝し、再度のJRAを経ての北海道で8勝を挙げA級まで出世。昨年12月からの高知では2連勝し、前走の大高坂賞はレース最速の上りで追い込んで重賞初制覇。前走は7番人気だっただけに、ここが真価を問われる。

サクラレグナム 一昨年のこのレースの勝ち馬で、昨年は大高坂賞で連覇を達成。秋の復帰後は3連勝中で、明け12歳でも健在ぶりをアピール。ここも首位争いが十分だ。

アースグロウ 重賞は未勝利だが、牝馬の準重賞では好成績。前走のA級1組は5馬身差の圧勝も、相手に恵まれた印象だった。

エイシンヴァラー 兵庫に所属していた18年に黒船賞JpnIIIを勝利している実績馬。昨年2月の転入後は相手が強いと善戦までで、マイル以上のほうが好成績となっている。

ベイビータピット 兵庫からの遠征馬。JRA1勝から移籍した南関東では準オープンなど11勝を挙げ、19年にはオープンの準重賞で2着。兵庫ではひと息だが、短距離で変わり身があるかもしれない。

そのほか、ピオネロ、グリグリグリタロウ(名古屋)、ツーエムマイスター(岩手)、リリーマイスター(名古屋)が出走する。

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   レースの狙い
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サクラレグナムは明け12歳初戦の前走を快勝。スピードは衰えていないとみて、中心に推す。兵庫のエイシンエンジョイは東海地区以外への遠征が初だが、重賞6勝の実績は上位。アイアンブルーはペースが速くなれば勝利した大高坂賞の再現が可能だろう。堅実駆けスリラーインマニラの粘り込みにも要警戒。兵庫転入後、善戦続くドライヴナイトを3連勝式の相手としてマークしておく。


黒潮スプリンターズカップ4歳以上の出走表はこちら

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