重賞レース直前情報
■2021年01月28日
第50回白鷺賞(姫路)

1月28日(木)に姫路競馬場にて、第50回白鷺賞(4歳以上・2000メートル・15時55分発走予定)が行われます。西日本地区の所属馬に出走権がある一戦には、愛知から3頭、高知と佐賀から各1頭が参戦。対する地元勢には、昨年の優勝馬と2着馬が不在というメンバー構成になりました。それでも力量的には上位拮抗とみてよさそう。各騎手が長い直線がある舞台でどのように立ち回るのか。そこが大きな見どころでしょう。

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    過去の傾向
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昨年のこのレースを振り返る。愛知から2頭、金沢から2頭が参戦。勝ったのは単勝2番人気のタガノゴールドで、2着が1番人気のエイシンニシパ。4コーナーで先頭に立ったのはエイシンニシパで、一呼吸遅らせてスパートしたタガノゴールドが差し切った。3着は好位から差を詰めた3番人気のマコトタリスマンだったが、4着には愛知のモズオラクルが条件クラスの身ながら逃げ粘った。ちなみに2005年と2006年の3月に姫路2000メートルで実施された六甲盃は、05年が笠松のシノブホマレ、06年は愛知のレッドストーンが勝利を挙げた。

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    出走馬短評
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アンバラージュ 佐賀からの遠征馬。昨夏は北海道と水沢に遠征して健闘し、その後は佐賀で好走続きと実力をつけた印象。今回の条件でも先行して粘り込む可能性は十分ある。

タガノジーニアス JRA未勝利から園田で2勝して、JRAに戻って3勝した晩成タイプ。兵庫再転入後の2勝は名古屋で挙げたが、タイプ的に姫路コースは合いそうだ。

ナムラヘラクレス JRA時は交流戦を含む3勝を挙げたが、一昨年の夏以降は苦戦ぎみ。しかし兵庫移籍後は好走多数で、新春賞はハナ差2着と粘りを見せた。

マイネルプリサイス JRAのダート1400メートルで勝利を挙げたが、昇級後は苦戦。兵庫移籍後は11戦して3着以内が10回と安定しているが、今回は一気に相手が強くなる。

ジンギ 現在13戦連続連対中で、通算でも20戦18連対で残る2回は4着という実績は上位。タイプ的に距離延長は心配だが、ここでも崩れることはないだろう。

サージュ 2歳時に北海道で新馬戦を勝ち、その後は南関東で2着4回、3着7回と善戦。兵庫移籍後の4走前が通算2勝目という成績だが、堅実に差を詰める脚には要警戒だ。

オオエフォーチュン 笠松のゴールドジュニアを制し、兵庫ダービーで3着に入線。差し脚を長く使えるタイプだけに、ここでも押さえておく必要はありそうだ。

ショートストーリー 高知からの遠征馬。JRAのダート中距離で4勝を挙げ、高知では移籍初戦から3連勝。前走の川崎遠征は5着だったが、それ以上が狙える可能性はある。

トイガー JRA時にダート中長距離で3勝を挙げたが、3勝クラスでは苦戦。地力的には上位といえそうだが、タイプ的に小回り適性に欠けるのかもしれない。

シゲノブ 愛知からの遠征馬。JRA時にダート中距離で2勝を挙げたが、昨年は移籍した大井でも大敗続き。前走で久々の勝利を挙げたが、今回の相手は強すぎる。

そのほか、エイシンミコノス、コウエイワンマンが出走する。

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   レースの狙い
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ジンギの実力が断然だが、距離延長と直線が長い姫路コースがやや心配。ジンギの軸は不動でも、差し脚があるサージュ、オオエフォーチュン、高知のショートストーリーが逆転する可能性は考えておいてもいいだろう。先行してしぶといアンバラージュにも要マーク。ナムラヘラクレスは展開次第だが、ここでも単騎逃げの形が取れれば残り目が考えられそうだ。堅実に差を詰めてくるタガノジーニアスが連下の穴。


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