重賞レース直前情報
■2021年01月03日
第63回新春賞(園田)

1月3日(日)に園田競馬場にて、第63回新春賞(4歳以上・1870メートル・16時15分発走予定)が行われます。12月9日の園田金盃と同じ距離での戦いですが、今回は負担重量がハンデキャップ制というところが違う点。園田金盃で2着だったエイシンニシパは出走しますが、その重量は57.5キロ。前走が重賞以外という馬が多くなっていることからも、伏兵陣が台頭する可能性は十分にあるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝、2着1回。3着以内に1から4番人気馬のうちの2頭が入っている。連対馬はすべて、前走が重賞、またはA1で1着。3走前までに姫山菊花賞に出走していた馬が1頭だけ連対しているのが面白い。昨年はトップハンデ(58キロ)の馬が勝利したが、それ以外の年はいまひとつ。ただ、最近2年の連対馬はすべて、57キロ以上で臨んでいた。

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    出走馬短評
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マコトパパヴェロ 2歳7月にJRAで新馬戦を制したが、その後は低迷。通算2勝目は5歳時の昨年2月だったが、その年の夏から1年以上も大崩れが少ない成績が続いている。

オオエフォーチュン 一昨年の兵庫ダービーで3着。昨年は9月にA1(A2混合)初勝利し、重賞で2度とも差のある敗戦を喫したが、展開次第のタイプだけに侮れない面はある。

テツ 昨夏に4戦連続で連対してクラスを上げたが、休養明け後のA1戦と園田金盃では差のある敗戦。今回は休み明け3戦目だが、一変までは厳しいのかもしれない。

タガノディグオ JRA時に兵庫チャンピオンシップJpnIIを制したが、4歳以降は1勝だけで大敗が多数。移籍初戦の前走が大敗では、大型馬でも一変までは見込みにくい。

ナムラヘラクレス JRA時に地方条件交流戦を含む3勝を挙げ、兵庫移籍後は4戦2勝。今回の距離は歓迎材料といえそうで、先手主張からの粘り込みには警戒が必要だ。

エイシンニシパ このレースを4年前に制し、一昨年と昨年も勝利。園田金盃2着から臨むのが3年連続だが、ハンデは昨年より0.5キロ少なくなっている。

コスモバレット 2歳時に北海道で1勝、3歳時に大井で2勝を挙げたが、その後は苦戦。しかし兵庫移籍後は5勝と成績を上げたが、重賞では2回とも大敗を喫している。

タガノヴェリテ JRAでオープンまで上がり、兵庫では摂津盃を制したが、昨年は2着以内がなし。それでも善戦傾向はあるだけに、休み明け3戦目での前進は考えられる。

ヒダルマ JRAでは未勝利だったが、兵庫移籍後は12連勝して摂津盃も制覇。しかし休養を経た昨春以降は8戦して2着4回。それでも相手なりに走れる可能性はある。

そのほか、コスモヴァーズ、サージュ、アップクォークが出走する。

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   レースの狙い
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エイシンニシパは実績的に断然で、他馬とのハンデ差を考慮すると3連覇が狙えそう。相手は混戦だが、好位からの流れ込みが狙えそうなヒダルマを推したい。オオエフォーチュンも差し脚堅実で、立ち回りひとつで善戦以上が可能だろう。マコトパパヴェロ、ナムラヘラクレスは力量的に微妙だが、先手主張からの残り目に注意。堅実に差を詰めてくるタガノヴェリテも押さえておきたい。


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