重賞レース直前情報
■2021年05月16日
第2回利家盃(金沢)

5月16日(日)に金沢競馬場にて、第2回利家盃(4歳以上・2000メートル・18時10分発走予定)が行われます。4月には1900メートルの金沢スプリングカップ、5月は2000メートルのこの重賞、そして6月の百万石賞は2100メートル。昨年創設された一戦は、古馬の長距離重賞が多い金沢競馬場ならではといえます。その舞台に挑むのは9頭。金沢スプリングカップを制したファストフラッシュは出走しませんが、上位拮抗のメンバー構成といえるでしょう。

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    過去の傾向
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昨年の同レースと、それ以前の同時期に実施されたA1級のレース(1500から1900メートル)を対象に結果をみていく。1着馬はすべて単勝1から2番人気。その年の金沢スプリングカップに出走していた馬が1頭だけ連対している。第1回の昨年は、単勝2番人気のサノサマーが勝ち、1番人気のティモシーブルーが2着で、3着が4番人気のトウショウデュエル。この3頭はいずれも前走で勝利を挙げていた。

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    出走馬短評
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トップロイヤル 3歳での金沢デビューから8勝を挙げ、冬場は大井で2勝を挙げて、金沢に戻ってからも連勝。前走の4着で初めて3着以内を外したが、それで評価を下げるのは早計だ。

イリュージョニスト JRA未勝利から金沢に移って12勝を挙げたが、昨年10月以降は苦戦続き。2走前は2着に粘ったが、タイプ的にこの距離は少々長いかもしれない。

タンクティーエー 2歳時にJRAのダート中距離で1勝を挙げ、3歳春の金沢移籍後は重賞を含む6勝をマーク。折り合いが課題という感はあるが、地力的に侮れない存在だ。

エイシンレーザー JRAのダート中距離で2勝を挙げ、兵庫に移って2勝を追加。金沢では移籍初戦が8馬身差の圧勝、2戦目が金沢スプリングカップ2着と好走している。

ティモシーブルー JRAのダート中距離で1勝し、金沢移籍後は重賞を3勝。しかし今季は4戦ともいまひとつの成績で、昨年の2着馬でも強調しにくい状況だ。

ロンギングルック 一昨年の石川ダービーを大差で勝ったが、昨年以降の重賞では牝馬限定の徽軫(ことじ)賞を制したものの、それ以外では4着以下と苦戦している。

マイネルパイオニア JRA未勝利でも5着以内が10回と善戦。兵庫C2級で1勝だけという成績は劣勢だが、金沢2戦目で適性がある長距離戦なら穴で一考できる余地はある。

エターナルヒーロー JRAのダート中距離で2勝を挙げ、金沢では33戦4勝。今回の相手は強力だが、相手なりに走れるタイプだけに3連勝式の候補としてなら考えられる。

ハクサンアマゾネス 前走の徽軫賞は逃げた馬をとらえられずに2着だったが、金沢での3着内率100%は継続。今回は先手主張から押し切りたいところだろう。

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   レースの狙い
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ハクサンアマゾネスは今回の顔ぶれなら主導権が取れそうで、逃げ切る可能性が高そう。トップロイヤルは前走が4着だったが、本来の中団から差すかたちになれば逆転が可能だろう。エイシンレーザーは転入後の成績が上々で、ここでも好位からの差し脚発揮に要警戒。タンクティーエーは折り合い次第だが、好位で流れに乗れれば善戦以上が狙えそうだ。ティモシーブルー、マイネルパイオニアは力量的に劣勢だが、3連勝式の候補としてなら考えられそうだ。


利家盃(百万石賞トライアル)4歳以上の出走表はこちら

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