重賞レース直前情報
■2021年12月28日
第43回金の鞍賞(高知)

12月28日(火)に高知競馬場にて、第43回金の鞍賞(2歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。高知デビュー馬限定で行われた10月の黒潮ジュニアチャンピオンシップを制したマリンスカイは遠征後とあってか出走回避。それでも高知の2歳ナンバーワン決定戦はフルゲート12頭立てでの争いです。JRAから転入し4戦4勝のファーストリッキーが人気を集めそうですが、1組のメンバーとは今回が初対戦。王者マリンスカイ不在のチャンスを生かすのはどの馬でしょうか。

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    過去の傾向
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過去5回の結果から傾向を見ていく。単勝1番人気は4勝、2着1回の好成績。黒潮ジュニアチャンピオンシップの1、2着馬は出走8頭で4勝、2着2回、3着1回。唯一の例外は19年ガンバルンで、通算4勝以上を挙げながら馬券に絡めなかったのも同馬のみとなっている。なお3着以内は牡馬が9頭と優勢だが、当日の馬体重が450キロ未満の馬が10頭もいた。また近2走とも2着以内だった馬が1頭以上連対している。

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    出走馬短評
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アムールジョイ 唯一の勝利はデビュー2戦目の800メートル戦で、黒潮ジュニアチャンピオンシップは5着とはいえ2着から1秒5差で、今回は1番枠に入ったのも微妙だ。

グットクレンジング 北海道で7月にデビューし3戦1勝から転入すると一般戦で2勝、2着1回。当地でファーストリッキー以外には先着されておらず引き続き勝ち負けになる。

サンコーチ 11戦して1勝のみだが、黒潮ジュニアチャンピオンシップでは10番人気で4着、土佐寒蘭特別が8番人気で5着といずれも好走。ベテラン西川敏弘騎手へのスイッチも歓迎材料だろう。

ファーストリッキー JRAでは未勝利も3戦中2戦で出遅れ。しかし10月の転入後は4連勝中で、2着とは最も僅差でも5馬身と軌道に乗った感も。スタートでミスがなければ、重賞制覇が期待できる。

フレッシュバンク 初勝利は距離が1300メートルに延びてからのデビュー8走目で、4コーナー先頭から5馬身差での圧勝。1600メートルの土佐寒蘭特別は3着と善戦したが、8着だった黒潮ジュニアチャンピオンシップの内容からは厳しい感がある。

リュウノアンジェラ デビューから3連勝し、園田プリンセスカップ10着を挟んでの黒潮ジュニアチャンピオンシップが2着で、土佐寒蘭特別は10着。ただともに勝ち馬を追走して一杯になったもの。強敵が不在なら見直せる。

マオノウイッシュ デビュー2走目の1300メートル戦を中団から差し切って初勝利。3着だった黒潮ジュニアチャンピオンシップ、2着だった土佐寒蘭特別とも直線での伸びは見事。ペース次第では差し脚が届くシーンもありそうだ。

フィールマイラヴ 800メートルの新馬戦を4馬身差で快勝したが、その後は善戦止まり。それでも土佐寒蘭特別が直線で失速した内容から距離短縮はプラスに作用しそうだ。

そのほか、エスケーオーカン、ルナホーク、デルマバロール、ラムボールが出走する。

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   レースの狙い
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ファーストリッキーは移籍後4戦4勝。強かった黒潮ジュニアチャンピオンシップの1着馬が回避したのなら断然の主役を演じる。グットクレンジングはファーストリッキーを除けば相手有利。勝ち馬は不在でも2着リュウノアンジェラ、3着マオノウイッシュ、4着サンコーチの黒潮ジュニアチャンピオンシップ上位馬は押さえておきたい。


金の鞍賞2歳2歳の出走表はこちら

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