1月3日(月)に水沢競馬場にて、第47回金杯(3歳・1600メートル・15時50分発走予定)が行われます。雪による開催中止や途中での打ち切りが続いている状況ですが、今年の最終開催日となる当日は、天気予報を見る限りでは実施できそう。長らく行われてきた1月2日から最終日の最終レースに移動したことで、次の春へというメッセージ性も感じられる一戦になっています。
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過去の傾向
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実施されなかった2019年を除く、過去5回の結果をみていく。単勝1番人気は4勝、3着1回。連対馬はすべて3番人気以内となっている。連対馬はすべて、寒菊賞で4着以内の実績。通算8戦以上の馬が1頭以上連対している。現在は牡馬が7連勝中。それ以前の成績をみても牡馬が優勢だが、最近5回は3着以内に牝馬が1頭だけ入っている。
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出走馬短評
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リュウノガルシア ここまで11戦して芝での4着以外は3着以内と安定。詰めが課題の感はあるが、知床賞がハナ差2着だっただけに、ここで重賞初勝利を狙いたいところだ。
セイシーキング 初勝利まで5戦を要したが、続く前走は先行粘り込みで3着と善戦。今回の相手は強力だが、不良馬場を味方に粘り込む可能性は考えられる。
グラフィアスレディ 盛岡ダート1200メートルで勝利を挙げ、前走では後方から差し脚を披露して快勝。JRA認定戦ではいまひとつでも、前走の脚を再現できればチャンスがある。
サンティラムック 芝の新馬戦をクビ差で勝ち、初ダートの前走は中団から流れ込んで3着と上々。今回も好位付けのかたちが取れれば流れ込む可能性がありそうだ。
カクテルライト 北海道で新馬戦を圧勝し、岩手移籍後はビギナーズカップと若駒賞を勝利。しかし最近3戦が差のある敗戦続きという状況では、状態面に疑問符がつく。
クロールキック 北海道の一般戦で勝利を挙げ、JRA認定戦では善戦までだったが、遠征競馬での南部駒賞で2着、移籍初戦の寒菊賞で勝利。その実力なら今回も注目の存在だ。
マルルットゥ 唯一の勝利は盛岡ダート1200メートルで、水沢では4戦とも5着以内でも前走以外は勝ち馬からは1秒差以上。その成績では、ここに入ると劣勢の感が否めない。
そのほか、クリアウェーブ、ネオネオモッズが出走する。
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レースの狙い
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クロールキックは北海道での成績ならば、寒菊賞に続く重賞連勝が濃厚。堅実に差を詰めてくるリュウノガルシアを相手筆頭に指名する。この一騎打ちが濃厚で、差し脚があるグラフィアスレディが割って入れるかというところ。3連勝式の候補として、先行力があるセイシーキング、前走で善戦したサンティラムックを挙げておく。
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