重賞レース直前情報
■2022年12月18日
第1回フォーマルハウト賞(佐賀)

12月18日(日)に佐賀競馬場にて、第1回フォーマルハウト賞(2歳牝馬・1400メートル・18時00分発走予定)が行われます。西日本地区の馬に出走資格がある重賞には、兵庫から4頭が参戦。地元佐賀の馬では九州ジュニアチャンピオンを制したイチノコマチが注目を集めそうですが、遠征馬との比較が難しい感があります。この結果が兵庫と佐賀の力量比較の参考になる面もあるだけに、その結果と内容に注目です。

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    過去の傾向
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佐賀所属馬による牝馬限定戦も含め、過去に同様のレースがないため、今回は佐賀1400メートルの最近の傾向について記してみる。この秋にインコースの砂が増量された関係で、内側から3から5メートルほどは蹄跡がほとんどつかない状況。ただ、この時期の佐賀県は気温が低く、今回のレース前夜に雪の予報が出ているため、インコースが使える可能性がある。その場合は瞬発力がある馬がコースロスを少なくするかたちで台頭するケースが考えられる。基本的に逃げ先行タイプが多い場合は外枠の先行馬が不利になることが多い。

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    出走馬短評
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アドベンチャーベイ 6月下旬に大井でデビューして7戦目で初勝利。その直後に佐賀に移ったが2戦とも差のある敗戦で、現状では底力に欠ける感が否めない。

イチノコマチ 5月中旬の新馬戦は差のある2着に敗れたが、2戦目と3戦目を圧勝して8月はJRAに遠征。佐賀では7戦とも連対している実績なら、今回も首位争いが期待できる。

バクレツマホウ 兵庫からの遠征馬。北海道では最初の3戦で大敗したが、4戦目で初勝利。兵庫でも移籍4戦目を勝ち、続く前走も快勝したが、今回は同型の存在が気にかかる。

イケノシイチャン 兵庫からの遠征馬。園田プリンセスカップは4着だったが、それ以外の5戦は3着以内と安定。前回が出走取消でも地力的に侮れない存在といえる。

カタラ 兵庫からの遠征馬。デビュー2戦目に初勝利を挙げて休養し、秋は園田と金沢の牝馬限定重賞で2着と3着。ただ、小柄だけに佐賀の馬場は微妙かもしれない。

ミヤノウッドリー 6戦5勝、2着1回の成績で迎えた前走のカペラ賞が、先行するも失速して差のある6着。その内容は気になるが、この距離なら巻き返しがあっても驚けない。

オンネマトカ 5月初旬に北海道の新馬戦を逃げ切ったが、2戦目以降は大敗続き。新馬戦の2着はカペラ賞を制したネオシエルだが、今回は移籍初戦という点を含めて狙いにくい。

オキザリスレディー 兵庫からの遠征馬。北海道では4戦とも大敗したが、兵庫では移籍初戦から3連勝。タイプ的に時計がかかる馬場は合いそうだが、今回も展開次第の感がある。

ニューホライゾン 5月の新馬戦は大敗したが、続く2戦目を勝ち、夏以降は善戦続き。九州ジュニアチャンピオンは僅差3着で、今回も好位差しを狙いたいところだ。

そのほか、キンキラキン、ロトクローバーが出走する。

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   レースの狙い
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逃げ先行タイプが揃って前半の流れが激しくなりそう。その展開なら好位差しが安定しているイチノコマチが有利だろう。ミヤノウッドリーは前走で大敗したが、競走除外明け3戦目での距離短縮なら巻き返しが必至。カタラは小柄だけに砂が深い佐賀でどうかだが、力量は上位でノーマークにはできない存在だ。イケノシイチャンは出走取消明けでも好位からの流れ込みには注意が必要。ニューホライゾンは堅実に差を詰めるタイプで、距離短縮でも連下の候補としてマークしておきたい。


フォーマルハウト賞2歳牝馬オープンの出走表はこちら

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