重賞レース直前情報
■2022年12月31日
第46回桐花賞(水沢)

12月31日(土)に水沢競馬場にて、第46回桐花賞(3歳以上・2000メートル・15時15分発走予定)が行われます。今年も雪の影響で馬場には水分が多く含まれることになりそうですが、まずは中止にならないことを願いたいもの。12頭の出走馬は年が明けての進路はそれぞれですが、今年最後の大一番に向けて備えてきたことは間違いないでしょう。その顔ぶれは上位拮抗という印象。差し馬が多い点も含めて、混戦模様といえそうです。

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   過去の傾向
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実施されなかった2018年と2021年を除く、過去5回の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着3回。3着内馬はすべて4番人気以内で、過去5回のうち4回で、3着まで単勝3番人気の馬が入った。2走前までに2000メートル以上のレースに出走していた馬が1頭以上連対。最近3回は3歳牡馬が3着以内に1頭だけ入っている。

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   出走馬短評
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ジェイケイブラック 秋に大敗を2回したが、その後は持ち直して前走の北上川大賞典を快勝。水沢への適性も十分で、重賞連勝の可能性は十分にある。

リッジマン JRAから4走前に岩手に移り、芝のレースで3戦して前走はジャパンカップGIに出走。実績的には上位でも、水沢のダートに対応できるかは未知数だ。

ヤマショウブラック 19年のこのレース優勝馬だが、21年5月から未勝利と厳しい成績が続く状況。それでも水沢では大崩れが少ない点は評価ができる。

ノーブルサターン 大井所属時に旧名古屋の重賞を制したが、スタート難で大敗続き。しかし岩手初戦の前走は、装着する馬具が少ない姿で先行押し切りと一変した。

セイヴァリアント JRAのダートで2勝して、大井での1勝を経て岩手移籍後は好走続き。後方から差し脚を長く使える傾向で、ここでも仕掛けがハマれば勝機がある。

スパイスマジック 北上川大賞典では4着だったが、続く水沢では差し脚を長く使って押し切り勝ち。今回は相手が上がるが、流れ込みに警戒しておく手は考えられる。

クロールキック 2歳時に寒菊賞を勝ち、今年は4月のスプリングカップを勝利。しかしその後は休養し、復帰初戦のトウケイニセイ記念が競走除外では狙いにくい。

ヴァケーション 全日本2歳優駿JpnIを制し、今年のマーキュリーカップJpnIIIで3着に入った実績は断然。川崎遠征を回避して地元馬同士を選んだ点にも注目できる。

グランコージー 3歳春までに重賞を3勝し、今年は南関東で2勝を挙げて岩手で1勝。前走のトウケイニセイ記念は失速したが、再度の粘り込みには要警戒だ。

そのほか、ブラックバゴ、コイビトサンタ、ヴォウジラールが出走する。

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 レースの狙い
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ヴァケーションはダートグレードレースで大敗したが、地元馬同士の重賞なら首位争いが必至。移籍初戦の前走で一変の先行策を見せたノーブルサターンが強敵だ。セイヴァリアントは詰めひと息の近況でも、まくり脚を発揮できれば逆転可能。相手なりに差を詰めてきそうなジェイケイブラックも押さえたい。善戦傾向があるスパイスマジックにも少々警戒。


桐花賞(M1)(オルフェーヴル賞)オープンの出走表はこちら

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