重賞レース直前情報
■2022年12月29日
第51回ばんえいダービー(帯広)

12月29日(木)にばんえい帯広競馬場にて、第51回ばんえいダービー(3歳・19時25分発走予定)が行われます。国内の競馬でもっとも遅い時期に実施される“ダービー”は、定量730キロでの争い。ばんえい大賞典馬クリスタルコルド、ばんえい菊花賞馬キングフェスタが二冠制覇に挑みます。また12月10日にデビューを果たしたばかりのルーキー中村太陽騎手が、ヤマノコーネルで重賞初挑戦というのも話題になりそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果から傾向をみていく。単勝1番人気は2勝(2、3着なし)のみと定量戦にしては信頼度ひと息。2番人気が3勝、2着1回と好成績を収めている。連対馬10頭は、近2走でA級かオープンを使われ4着以下か、B級で3着以内があったのが共通項。3着以内馬はすべてばんえい菊花賞に出走しており、同レースで実質トップハンデだった馬は【3-0-0-4】(21年と17年は2頭)と極端な成績となっている。

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   出走馬短評
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ピュアリーナナセ ばんえい大賞典は先行した馬が止まる展開もあって、3着に追い込んだ。ばんえいオークス10着は、障害で転倒したもので度外視できるが、牡馬の一線級に入ると見劣る感は否めない。

ヘッチャラ 重賞では2歳時から3着以内を続けてきたが、ばんえい菊花賞は詰めを欠く内容で9着。ただ、2走前に720キロでヤマカツエース、クリスタルコルドに先着しており、巻き返しの余地はある。

ダイヤカツヒメ ばんえいオークスでは障害をひと腰でまとめ、9番人気での勝利。1開催空けて調整されており、真価を問われる一戦になる。

ヤマノコーネル ばんえい菊花賞は2着だったが、ハンデに恵まれた感も。前走が710キロで障害で苦戦する内容だっただけに、立て直せるかがカギになる。

キングフェスタ イレネー記念を制した後は約7カ月休養し、ばんえい菊花賞ではトップハンデながら障害5番手から一気に抜け出し快勝。近2走のオープン戦でも見せ場はあり、二冠制覇が期待できる。

トワイチロ ばんえい大賞典までの重賞ではすべて2着だったが、その後はばんえい菊花賞5着など差のある内容。900キロ台と小柄なだけに、成長力に疑問符が付く。

ツガルノヒロイモノ 今季2走目から5連勝を挙げ、力をつけたが、重賞では3戦いずれも掲示板外と結果を残せず。現状、重賞では力不足の感が否めない。

クリスタルコルド ばんえい大賞典、はまなす賞と重賞を連勝し、今季力をつけた1頭。クラスが上がってからは大敗も多いが、同世代の定量戦なら反撃可能といえる。

ヤマカツエース ヤングチャンピオンシップを制し、重賞でキングフェスタに土をつけたのはこの馬だけ。ただばんえい菊花賞では10キロ重いキングフェスタに完敗だったことから定量戦では少々厳しそうだ。

そのほか、レグルスが出走する。

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 レースの狙い
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厳しいハンデでばんえい菊花賞を制したキングフェスタが最有力。ばんえい菊花賞ではハンデが重かったヘッチャラ、クリスタルコルドの巻き返しも期待できる。逆にばんえい菊花賞ではハンデに恵まれ好走したヤマノコーネルは試金石。2歳重賞の実績馬トワイチロ、ヤマカツエースを3連勝式の相手として押さえておきたい。


ばんえいダービー(BG1)3歳オープン定量の出走表はこちら

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