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梅川 風子選手

2018年12月13日

112期の卒記クイーンとしてデビューした梅川風子選手(東京112期)。競輪祭でのガールズグランプリ2018トライアルレースを優勝し大舞台への切符を手にしました。今年の振り返りと意気込みを伺いました。

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山口:オッズパーク杯ガールズグランプリ、出場おめでとうございます。

梅川:ありがとうございます。

山口:今の率直なお気持ちはいかがですか?

梅川:嬉しい、ただ一言です。

山口:競輪祭でのトライアルレースはどういう気持ちで入られましたか?

梅川:実は体の状態があまり良くなかったんです。予選1、2ともに走ってみても感触は良くなかったので、決勝も勝てないかも、と不安はありました。

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山口:そうだったんですか。予選2などは捲りきるレースもありましたよね。

梅川:そうですね。ただ一緒に走るメンバーはいつもの開催よりレベルが高く、その中で普段通りに走りすぎた、メンバーの強さを把握してなくて油断していた部分が出たところもありました。なので自分としてはあまり良い感じではなかったです。

山口:決勝は振り返っていかがでしたか?

梅川:打鐘で皆さんが仕掛けて前に行ってしまって、私は出遅れてしまいました。だけど「ここは私の仕掛けるタイミングではないな」と冷静に切り替えられたと思います。
最終ホームではインコースに包まれてしまい、前にいた石井寛子選手(東京104期)が仕掛けてくれない限り私もそのまま終わってしまいそうでした。あの時は判断が難しかったです。

山口:どう感じていましたか?

梅川:石井選手の前日のコメントを読んだら、いつもの自在戦法ではないような雰囲気がしたので、「もしかしたら石井選手は早めに仕掛けるかもしれないな」と思いました。ただ迷いはあったので、石井選手の捲りの踏み出しには離れてしまったんですけどね。

山口:最後は後ろを離してのゴールでした。

梅川:出きった後は自分に「落ち着いて、落ち着いて。タレないように。」と言い聞かせていましたね。
バックストレッチから石井選手を抜くときに、私が危険なコースを選んで(インコースから)踏んでしまったので、ゴール後も審判の方の判断を待ちました。

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山口:ゴールしても冷静だったんですね。今年ガールズグランプリは初出場ですが、今の気持ちはいかがですか?

梅川:わくわくもしますし、緊張もきっとします。でも何か私らしいことをしたいなと思いますね。

山口:競輪祭の決勝でも対戦したメンバーがガールズグランプリにはいますが、そのあたりは意識しましたか?

梅川:鈴木選手(鈴木美教選手・静岡112期)や石井寛子選手は普段のレーススタイルが確立されている選手だと思います。私が警戒しないといけないのは、自在の選手よりは自力タイプの選手なのかなと思うので、そっちの選手の方が意識はしますね。

山口:自分からレースを動かしていく選手、ということですね。

梅川:そうですね。レースの展開を作っていく選手は"自分のやりやすい展開"というのがあると思います。なので、そっちの動きの方が気になりますね。

山口:一発レースは経験されていませんが、そのあたりはいかがですか?

梅川:経験している選手の方が活かせる物も多いと思いますが、一発レースとしてはグランプリが初戦なので頑張りたいです。普段の開催でも、初日のレースは結構好きなんです。なので3日間走るよりは、もしかしたら一発に集中できて好きかもしれませんね。

山口:デビュー前から「目標はガールズグランプリ」と仰っていましたが、2年目での出場はご自身ではいかがですか?

梅川:早すぎるくらいですかね。ただ早すぎると言っても、年齢的には限られているなと思うので、出られる年はチャンスと思って走りたいです。

山口:ビッグレースに出ていない中での出場ということは、普段の開催が安定して好成績を残されていたということ。1年を振り返っていかがでした?

梅川:デビューして2年目に差しかかった所で、練習メニューを見直したりして、怪我も経験しました。練習中に怪我をしてしまっての欠場は、反省をする部分もたくさんありました。

山口:ガールズグランプリまではどう過ごしていきたいですか?

梅川:日数も限られているので、今組んだ練習メニューで練習をして、後は体調を崩さないように気をつけてですね。

山口:練習メニューは他の方とも相談して決めたんですか?

梅川:そうですね。今年、私が取り入れた練習メニューを加味して自分で選び、後は他の方とも相談して決めました。

山口:ガールズグランプリには、東京の選手が3人出場ですが、皆さん京王閣所属ですよね。グランプリについて話したりはしますか?

梅川:話したりはしないですね。グランプリを含めて、レースに関しては普段も意識して話さないようにはしています。もちろん終わった後は話しますけど。
終わるまでは、暗黙の了解というか、そのあたりはみんなシビアに切り替えていますね。練習は一緒になったらしますから、練習は練習。レースはレースで別に、というような感じです。

山口:今後は前夜祭もありますね。

梅川:前夜祭は少し憂鬱ですね(苦笑)。やっぱりレースを走るのが仕事なので、人前は緊張するので少し苦手です。

山口:たくさんのお客様に背中を押される場面もきっとあると思いますよ。でも少し調整は大変そうです。

梅川:そうですね。今年は東京と静岡、2回前夜祭があるみたいなので、直前まであるという部分では大変かもしれません。それまでに、しっかりと練習をして整えて行きたいですね。

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山口:今の調子はいかがですか?

梅川:調子は良いと思います。練習も順調に出来ていますね。

山口:他の6選手の中には同期の鈴木美教選手などもいらっしゃいますが、意識されますか?

梅川:鈴木選手は、同期として学校時代から一緒にやってきている仲間なので、お互いすごく刺激をし合っていると思います。今回112期は、私と鈴木選手の2人なのでグランプリを一緒に走れるというのは、何だか誇らしいです。同期の代表、というとおこがましいですが、気持ちとしては強く持ってお互いに走りたいですね。

山口:静岡のバンクは走ったことはありますか?

梅川:卒業記念レースで走りました。それ以来ですね。

山口:卒業記念レースは優勝されてますもんね。

梅川:そうですね。優勝できました。イメージは悪くないですが、プロになって初めて走るのがグランプリですからね......。どんな風なのか想像出来ないですね。

山口:ガールズグランプリはどんな走りをしたいですか?

梅川:デビューしてから私がやってきた走りを見せたいですね。逆にそれ以外の走りは、今の私は出来ないので、今までやってきた走りというものをグランプリで出すのが一番良いのかなと思っています。

山口:では最後にオッズパーク会員の方にメッセージをお願いします。

梅川:ガールズグランプリ初出場でとても嬉しいです。本番では、出場しただけにならないように、しっかり自分らしい走りを出来るように努力していきます。応援してください!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター/MC/キャスター/声優。
競輪関係では取手競輪中継司会、松戸競輪リポーターをメインに各競輪場で活動中。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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