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飯田 風音選手

2023年03月31日

4月に高知競輪場で行われる『第5回ガールズフレッシュクイーン』に出場する飯田風音選手(埼玉120期)にお話を伺いました。
このレースはガールズケイリン120期、122期の選手のうち、選考期間内の競走得点上位者だけが出られます。こちらに向けての意気込みや、近況のご自身のレースの振り返りを中心にお話をお聞きしました。

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山口:今年はインタビュー時点で、優勝を2回されています。最近の調子はご自身ではどう感じていますか?

飯田:優勝した2回のレースはどちらも決まり手が「差し」でした。追い込みの戦法だったから優勝できたのかなと思います。

山口:理想のレースはどんな感じでしょう?

飯田:自力を出して勝つことがやっぱり理想です。

山口:昨年から大きく変わったことはありますか?

飯田:全く何も変えていないんです。なので、ただ戦法がうまくかみ合っただけなのかな、という感じです。

山口:今年の目標は何でしょうか?

飯田:ビッグレースに出場して、勝てるようになることです。

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山口:デビューしてまもなく2年ですが、いかがですか?

飯田:少しずつ慣れてきたのかなと感じています。

山口:最初は苦戦しましたか?

飯田:はい。養成所での競走訓練と実際のレースでは、全く展開やスピードが違うので、それで苦戦したと思います。
養成所は、最終ホーム線を先頭で通過しようという意欲のある方が多かったんですが、実際のレースは皆さんが1着を目指しています。それが大きく違うように思います。

山口:飯田選手は自転車競技の経験も長いですが、それでも違いは大きかったんですか?

飯田:そうですね。競技とも全く違います。

山口:練習環境はどのような感じですか?

飯田:デビューから変わらず父(威文選手・67期)と一緒にしています。ただ一緒に練習はしますが、私がいろいろと言われるのはあまり好きではないんです。なので父は、私が質問をしたら答えてくれるという感じですね。

山口:得意な戦法は何ですか?

飯田:捲りや差しが得意なんですが、いろんな戦法をできるようになりたいので、先行もしています。

山口:現在も逃げ、捲り、差し、マークと全ての決まり手がついていますが、それも意識しますか?

飯田:はい。「何をするのかわからない、戦法が読めない」という選手になりたいです。

山口:目標の選手はいますか?

飯田:小林優香選手(福岡106期)です。

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山口:ではここからはフレッシュクイーンへのお話を伺います。高知競輪場は初めて走りますが、それは気になりますか?

飯田:「高知は丸いバンクで、他とは違うよ」という話を聞くので、それがどんな感覚なんだろうと思っています。ホームバンクの大宮も500ですが、あまり同じ印象を持たないように注意したいです。

山口:メンバーを見て、印象はいかがですか?

飯田:強い選手ばかりなので頑張りたいです。

山口:フレッシュクイーンに選ばれた時はいかがでしたか?

飯田:去年は自分の調子が悪く出られなかったんです。なので目標にしていたレースだったから嬉しかったです。

山口:単発レースも初めてですが、緊張などはありますか?

飯田:一発で力を出し切れるのかという不安と、どんな雰囲気なんだろうという緊張はあります。

山口:お父様に記念の雰囲気を聞いたりはしましたか?

飯田:それはしていないです(笑)

山口:レースの間が少し詰まっていますが、それはいかがでしょうか?

飯田:私は全く気にならないので、問題ないです。疲れを取りながら入るという感じでしょうか。

山口:調整などはしますか?

飯田:それは全くしないです。いつも通りにレースへ行きます。

山口:フレッシュクイーンへの意気込みはいかがですか?

飯田:全力を出し切れるように頑張りたいです。

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山口:では、ここからは今年のレースについて内容面を伺っていきます。まずは今年の初優勝が2月の立川でした。決勝は地元の奥井迪選手(東京106期)などもいて強力なメンバーでしたね。

飯田:参加した時は、私が優勝できるとは全く思っていませんでした。

山口:初日が5着からのスタートでしたね。

飯田:はい、初日は先行をして残れなかったので、2日目は良い着を取らないと決勝に上がれませんでした。そこは慎重にいきました。

山口:決勝は奥井選手の捲りを追い込んでいきましたが、優勝の核心はどのあたりでありましたか?

飯田:最終バックでは差せるかなと思いました。流れにものれていたと思います。

山口:プロフィールには「33バンクが得意」とありましたが、周長の相性はありますか?

飯田:今はどこのバンクだから得意、苦手というのはないです。

山口:先ほど「今年はビッグレースに出たい」というお話がありました。今年はガールズケイリンにGIが出来ましたが、意識はしますか?

飯田:まだ全然していないですね。私は優勝も経験はありますが、着外も結構とってしまうので、まずはそれをなくしたいです。一戦一戦大切に走りたいです。

山口:戦法のお話で、何でもできるようなということを仰っていましたが、相手によって戦法を選ぶというイメージでしょうか?

飯田:そうですね。でもまだそれは全然できません。私は追走が得意ではないので、まだまだです。

山口:成績に結びついているのは、自分でレースを作っていく方ですかね。

飯田:そうですね。3月の取手では予選は両方捲りで1着だったので、そっちの方が結果には結びついています。

山口:取手の決勝は一番外を乗り越えていきましたね。

飯田:前にも強い選手が仕掛けていたので、それで優勝できたのは自信になりました。

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山口:ありがとうございます。ではここからはプライベートのお話も伺わせてください。レースとプライベートの流れなどはできてきましたか?

飯田:はい。今は、レースが終わった直後はしっかり遊ぶことを意識しています。自転車に乗らずにしっかり遊んで、また練習に向かうという流れです。

山口:どんなことをされますか?

飯田:旅行に行ったりするのが好きです。

山口:選手になったら仕事でいろんな場所へ行けるのは一石二鳥ですね(笑)

飯田:そうですね(笑)遠征に行った時はそのまま観光へ行けるのは嬉しいです。フレッシュクイーンのある高知も楽しみです。結構調べたりするのも好きで、高知ではひろめ市場に行きたいと思っています。

山口:ご飯もおいしそうですね。

飯田:それも楽しみです!

山口:では再びガールズケイリンのお話を伺います。埼玉はガールズの選手もたくさんいらっしゃいますが、一緒に練習をしたりすることはありますか?

飯田:皆さんグループが別だったりするので、特に決まって一緒にしようというのはないです。私は小泉夢菜選手(122期)とは一緒のグループです。

山口:小泉選手はフレッシュクイーンは一緒に走りますが、やりにくさはありますか?

飯田:いえ、私は特に誰かに対して「やりにくい」や「あの選手に勝ちたい」などはいつも意識はしていません。

山口:一番レースで意識していることはなんですか?

飯田:もちろん1着を目指しているのは全員一緒ですが、それ以外では全力を出し切るレースを心掛けています。

山口:コロナもだんだん緩和されてきています。お客様のご声援はいかがでしょう?

飯田:応援の声が届くのはとても嬉しいです。

山口:ミッドナイトなどの無観客開催よりは、お客様のいるレースの方が良いですか?

飯田:無観客の時は、それはそれで静かで集中して走れるので、どっちもどっちですね。

山口:時間帯はいかがでしょうか?

飯田:朝が苦手なので、モーニング開催は本当に憂鬱です。頑張らないといけないです。

山口:今の強化ポイントは何でしょうか?

飯田:最近は捲りや差しのレースが増えていて、先行しても残れないことが多いので、そこを強化したいです。

山口:では最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

飯田:いつも応援ありがとうございます。これからも全力を出し切れるように頑張ります。応援よろしくお願いします!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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