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野口 諭実可選手

2023年05月01日

『第77回日本選手権競輪(GI)』の3日目に『ガールズケイリンコレクション2023平塚ステージ』が行われます。
このコレクションは1月のトライアルレースで結果を出した選手が出場できます。いわき平競輪場のトライアルレースで決勝2着になり、初めてのコレクション出場を決めた野口諭実可選手(大分102期)にコレクションへ向けての意気込みと近況の振り返りを伺いました。

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山口:いよいよ初めてのガールズケイリンコレクションが近づいてきました。今のお気持ちはいかがですか?

野口:初めてなのですごく緊張しています。今はまだどう戦えばいいのか迷っています。

山口:4月前半の別府では決勝で落車がありました。体調面はいかがですか?

野口:落車の影響はありません。前回の小倉2日目は怪我ではない体調不良で欠場になってしまったのですが、今は問題ありません。

山口:練習の状況はいかがですか?

野口:しっかりやりました。今はレースへ向けて調整をしています。

山口:初めてで緊張もあると思いますが、コレクションで楽しみにしていることはどんなところですか?

野口:GIでの大きいレースへ途中から参加するので、男子の有名選手もたくさんいます。その選手たちに会えるのも楽しみです。雰囲気など楽しみたいです。

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山口:では1月のトライアルレースを振り返ります。去年、優勝を含めて結果が出てきてのトライアルレース出場でした。入る前はいかがでしたか?

野口:参加したメンバーが強力なので、まずは決勝戦へ進むことを目標にしていました。戦い方もどうするか迷ったんですが、いつも通り頑張ろうと思っていきました。

山口:予選1は先行の2番手で並走し、最終Bから捲り上げました。振り返っていかがですか?

野口:前々の戦いを最近は心掛けていて、それが成績に結びついています。なので2番手にはまってからも「行けるところからいこう」と決めていました。後ろの鈴木美教選手(静岡112期)に追い込まれましたが、それは警戒していた点でした。

山口:予選2は中団からの組み立てでしたが、いかがでしたか?

野口:打鐘で前へ仕掛けようと思っていたところに、下条未悠選手(富山118期)が仕掛けていったのでそれに乗っていきました。そこからもうまく流れにのれました。

山口:決勝はどんな気持ちで臨んだんですか?

野口:まさか決勝に上がれるとは思わなかったんですが、コレクションの権利は2着でしたけど、それを狙うというよりまずは確定版(3着以内)を目指していました。

山口:正攻法からのレースでした。残り1周で一気に4人動きましたね。

野口:「誰かは仕掛けてくるだろう」とは思っていたんです。最初に動いてきた坂口楓華選手(京都112期)には、坂口選手のダッシュが良すぎて飛びつけませんでした。その後たまたま、小林優香選手(福岡106期)が私の前に入ったので、運が良かったです。

山口:狙ったというよりは、流れの中でだったんですね。その後の判断はいかがでしたか?

野口:「小林選手についていけば、もしかしたらコレクションの権利が取れるかもしれない」と思いました。そこからは必死に追走しました。

山口:ゴール前は後ろから、鈴木奈央選手(静岡110期)も迫ってきていましたね。

野口:小林選手の後ろを取れた段階で、大丈夫かなと思っていたのでなんとか2着が取れて良かったです。

山口:見事コレクション出場の権利を勝ち取りました。ご自身で勝ち取ったのはすごく価値があるのではないでしょうか。

野口:そうですね。今までトライアルレース出場は2度あるのですが、どちらも繰り上がりでの出場でした。でも今年は選考順位が18位で出場できたんです。それで、今まで以上に頑張ろうと思えました。

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山口:この取材もそうですし、先日はYouTubeのオッズパークLIVEにも出演がありました。前検日もメディア取材などもたくさんあるかと思います。雰囲気などどう感じていますか?

野口:オッズパークLIVEは楽しめました。私はコレクションも出場が初めてですし、競輪祭のトライアルレースにも出場したことがないので、GIの雰囲気を今回初めて味わいます。それがとても楽しみです。

山口:出場メンバーの印象はいかがですか?

野口:強い選手が集まるレースは何がおきるかわからないので、私は誰を気にするでもなく、いつも通りの戦い方をしたいです。自在に走れれば良いですね。

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山口:ありがとうございます。ではここからは練習環境などのお話を伺いたいです。群馬から大分に2018年に移籍をされましたが、何がきっかけだったんですか?

野口:2017年に元競輪選手の川野信一郎さんという方に、京王閣でお会いしたんです。川野さんのところへ出稽古に行った選手たちが150人くらいいて、その選手たちがみんな強くなったというのを聞いて「私も強くなりたい」と思い、練習に行かせてもらいました。
今まで自分がやったことのない練習をたくさんして、きつかったですが楽しかったです。

山口:最初は出稽古だったんですね。そこから移籍しようと思ったのはどうしてですか?

野口:大分は縁も特にない土地だったので移籍するのはためらっていて、1年間は群馬から出稽古という形でお世話になっていました。でも競輪に集中したくて移籍を決断しました。

山口:大きな決断でしたね。

野口:そうですね。移籍をしたことは後悔していませんし、結果に結びついて良かったです。大分の選手の皆さんとも仲良くやっていけていると思います。

山口:ご自身の意識も移籍してから変わりましたか?

野口:競輪が強くなって変わったと思います。生活面では一人暮らしを始めたので、自立ができました。

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山口:初優勝が2021年でしたが、その結果が出るまではどう思っていましたか?

野口:3年間は結果には結びつかなくて「諦めて群馬に帰ろう」と思ったこともありました。でも川野さんの知り合いの方から「今、群馬に帰ったら元の生活に戻ってしまうし、競輪は強くなることはないですよ」と喝を入れてもらい、今は我慢だと練習へ打ち込みました。

山口:そこで堪えて頑張ったんですね。2021年の初優勝から2022年は2回、今年も1回優勝があり、コレクションへも出場が決まりました。今年の目標は何ですか?

野口:今年は3つのGIが新設されたのですが、その3つ、全てに出場することです。

山口:6月『パールカップ(岸和田)』には出場が決まりましたね!おめでとうございます。

野口:ありがとうございます!とにかく嬉しいです。今は10月に開催される『オールガールズクラシック(松戸)』の選考期間なんですが、賞金ランキングで上位にいられているので、このまま頑張りたいです。

山口:目標の一つを達成ですね。

野口:そうですね。GIの新設が発表されるまでは、7月の『ガールズケイリンフェスティバル(函館)』の出場権を狙っていたので、6月も出場できて嬉しいです。フェスティバルの選考期間は4月で終わり、結果はこれからなんです。

山口:今の強化ポイントは何ですか?

野口:今は捲りの回数が増えてきたので、今度は先行を増やしていきたいです。

山口:より自力へいきたいんですね。どういう理由でしょうか?

野口:特に33バンクでは、先行はとても有利なので先行でも勝てるようにしたいです。あとは戦法の幅を広げたいというのもありますね。いろいろ試したいです。

山口:練習と休みのバランスはどのような感じですか?

野口:オフの日は決めて、それ以外は基本的に自転車、ウェイトトレーニングはしっかりやっています。ウェイトメインでやる時は100kg以上の重りを上げることもありますよ。

山口:そうなんですね。それはすごいです。ではオフの日はどうすごしていますか?

野口:整体へ行ったり温泉に行ったりしています。

山口:大分はたくさんありますもんね。

野口:はい、あちこちにあるので、それで疲れを取ってリフレッシュしています。

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山口:ありがとうございます。では最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

野口:いつも応援ありがとうございます。ビッグレースは初めてなので緊張しますが、確定版を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします!

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※インタビュー / 山口みのり
三重県松阪市出身。フリーアナウンサー/ナレーター。
各競輪場で中継司会やリポーター、イベント司会などを担当。

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※写真提供:公益財団法人 JKA

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